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               ◇生  理◇
  
     生理
        [1] 疲れる・くたびれる 
        [2] 病気の表現  病気になる かかる 移る・移す 治る・治す 
        [3] けが・その他の表現 
           [4] 酔う  
  

   
    [1] 疲れる・くたびれる

      疲れる    疲れ切る 疲れ果てる  疲労する   
        くたびれる   待ちくたびれる  
        ばてる   夏ばてする   

    [2] 病気の表現

      病気になる  
        かかる   感染する  
        病気をする    発病する   
        病む  
        患う  
        移る   伝染する  
        移す  
        治る    回復する 治癒する  
        治す  

    [3] けが・その他の表現

      けがをする   
        痛める
        傷つく  傷つける  
        切る   切れる    すりむく すりむける 負傷する 出血する
        折れる  折る  
        くじく  ねんざする  
        腫れる  腫れ上がる  
        腫らす  
        かぶれる  
        凝る
        こわばる  
        つる  
        痺れる   
        やけどする   
        のぼせる   
        凍える  凍え死ぬ   
        喘ぐ   
        むせる  むせかえる  窒息する   
        気を失う  気絶する 失神する    
        飢える   
        ~がする  ~をする   

    [4] 酔う

      酔う    酔いしれる 酔いつぶす 酔いつぶれる   
        酔っぱらう  泥酔する     
        さめる  さます   

 

 

◇生理
 人の体の状態(主に悪いこと)を表す動詞を概観する。疲労・病気・けが・老化など。

◇疲れる・くたびれる
 疲労を表す動詞。「疲れる」は、原因を表すデ格またはニ格をとる。「くたびれる」は話しことば。
      人ガ つかれる/くたびれる
    仕事で疲れる   生活に疲れる   毎日くたびれる
◇病気の表現
 話しことばでは、「病気になる」「病気にかかる」がよく使われる。「病気をする」も使われる。
      人ガ ものニ なる/かかる
    結核・ガン・糖尿病になる  病気・カゼにかかりやすい
 「病む・患う」は、書きことばで、病名・体の部分をヲ格にとる。
   人ガ ものヲ やむ/わずらう
    胸を病む   結核を患う  心の病気を病む
 「かぜ」は「ひく」を使う。その他、病気の種類によって表現が選ばれる。
      人ガ ものヲ ひく/こわす/する
    風邪をひいた  腹をこわす  下痢をする
      人ガ ものニ かかる/なる
    インフルエンザにかかる  便秘をする/になる
 発熱は「熱が出る」が一般的。「発熱する」は医学的な表現。
◇けがの表現
 けが・傷の表現。「けがをする」がもっともふつうの表現。「負傷する」は書きことば。「痛める」
は軽い状態から、ある程度のけがまで言える。
 骨折は「(骨を)折る」「骨折する」のどちらも使う。場所により、「腕・足を折る」などと言う。
 関節のけがは「挫く」「ねんざする」を使う。
 「傷つく」は、具体的なけがよりもむしろ精神的なことに使われる。(「彼は傷ついている」)
 出血は、「血が出る」「出血する」。打撲は、具体的に「頭を打つ」「肘をぶつける」など。充血は
「腫れる」。切り傷は、「手を切る」など。こすって皮膚が向けた場合は、「すりむく」を使う。
  以上すべて「けがをする」でカバーできる。
◇老いる・老ける・年をとる
 人が成長・成熟した後の表現。「年をとる」が一般的な表現で、「老いる・老ける」はやや硬い表
現である。「ぼける」は頭脳に関して。
◇その他の表現
 体の調子に関する動詞表現がさまざまある。主なものを見ていく。
 皮膚の表面は、「かぶれる」や「腫れる」。「かゆい」は感覚形容詞で、動詞をつけて「かゆくなる」。
 筋肉の状態では、「こる」や「こわばる」、「つる」などがある。「痛める」。
  温度に関しては、熱いもので「やけどをする」。室温が高いと「のぼせる」。寒いところにいると
「寒気がする」。食物がないと「飢える」。呼吸に関して、「あえぐ」「むせる」「咳をする」「窒息す
る」など。意識に関して、「意識を失う」「失神する」。
◇酔う・さめる
  酒気持ちがよくなる・悪くなることを「酔う」で表す。酒の影響がなくなるのが「さめる」。
 「酔っぱらう」は、ひどく酔うことの話しことば。
 乗り物で揺れて気持ちが悪くなることも「酔う」で表す。よくなることは「(酔いが)治る」。



〔1〕 疲れる・くたびれる

◇つかれる
 「疲れる」は、人自身と、体の部分をガ格としてとる。
   人ガ (ものガ) つかれる
    私は疲れた  足が疲れた  心が疲れる
 原因は、デ格、ニ格、原因を表す節によって示される。
   人ガ ものデ/ニ つかれる
    仕事で疲れる  毎日の生活に疲れる
    10キロ走って/走ったので、とても疲れた 
 名詞「疲れ」を使う表現があり、よく使われる。
    疲れが たまる・残る・出る    疲れがとれる
    疲れを とる・いやす・回復する  疲れを残さない
・複合動詞
 「疲れ切る」は、非常に疲れてしまうこと。「疲れ果てる」も同じ。
・スル動詞
 「疲労する」は、疲れることのやや硬い表現。
◇くたびれる
 「くたびれる」は「疲れる」の意味で、話しことば。主に肉体的なことに言う。
 原因が、デ格、ニ格、原因を表す節によって示されることは「疲れる」と同じ。
   人ガ (ものガ) くたびれる
        くたびれて動けない  腕がくたびれた  毎日の生活にくたびれてきた
・複合動詞
 「待ちくたびれる」は、長い間待たされて、待つことがいやになってしまうこと。
◇ばてる 
 「ばてる」は、非常に疲れ、力がなくなったこと。原因をデ格またはニ格で示す。
   人ガ ばてる
    連日の残業でばてる  暑さにばてる
・スル動詞
 「夏ばてする」は、夏の暑さで疲れること。


つかれる(疲れる)一(つかれない・つかれます・つかれて・つかれれば) 
[1]〔人ガ (ものガ)〕
 △つかれそうだ  つかれすぎる  つかれてしまう  つかれてはいけない
  つかれないようにする  つかれさせる  つかれてくる
 △[少し/とても/ひどく/かなり/くたくたに/ぐったり]~。
  [立てない/歩けない/動けない/死ぬ]ほど~。
 △[体/目/手/腕(うで)/足/腰(こし)/首(くび)/頭/神経(しんけい)]が~。
 ・いやー、疲れました。いそがしくて、いそがしくて。
 ・一日あちらこちら走り回っていたので、ぐったり疲れた。
 ・長い時間本を読んだので、目が疲れてしまった。
 ・学生たちはいま試験勉強(しけんべんきょう)で疲れているはずです。少しぐらいの遅刻(ちこく)
  はゆるしています。
 ・あまり疲れすぎると、ごはんが食べられなくなることがある。
 ・疲れたと感じた時は、むりをしないで休んだ方がいい。もう若くないのだから。
 ・このくらいのことで疲れてしまうのでは、この先この仕事をつづけるのはむりですね。
 ・20分ぐらいの練習(れんしゅう)で疲れているようでは、試合(しあい)に出られないね。
 ・過度(かど)の練習は選手を疲れさせるだけで、効果(こうか)は上がらない。
[2]〔人ガ ものニ〕
 △[生活(せいかつ)/仕事(しごと)/人生(じんせい)/結婚(けっこん)/子どものあいて]に~。
 ・国民は長くつづいている戦争(せんそう)にすっかり疲れてしまった。
 ・人々はくりかえされる交通(こうつう)ストライキに疲れている。
 ・さいきん夫婦(ふうふ)げんかが多いのは、二人とも生活に疲れてきているからでしょう。
 ・毎日毎日の同じくらしに疲れてきた。どこかへ行きたいなあ。

<複合動詞:つかれ->
[つかれきる] 人ガ
 ・社員たちは毎日遅くまでの残業で疲れ切っている。
 ・疲れ切った体を引きずるようにして家に帰り着いた。
   肉体が 船旅・不眠・暗闘に へとへとに 体も心も ~た体・表情 ~て眠る
[つかれはてる] 人ガ
 ・病人二人の世話をしながら三人の子どもを学校に通(かよ)わせ、さらに仕事をするという生活に、
  わたしは、もうすっかり疲れはててしまった。
 ・夫の父母はいろいろこまかい事を言う人たちなので、毎日気を使う生活がつづき、わたしは神経
  がくたくたに疲れてはててしまった。 
      生活・連日の激戦・責め苦に くたくたに ぐったり ほとほと 口もきけないほど
<スル動詞>
[疲労(ひろう)する] 人ガ
 ・人は、疲労すると注意力が衰え、事故を起こしやすくなる。
 ・今日は疲れた。体の芯まで疲労している感じだ。
 

くたびれる 一(くたびれない・くたびれます・くたびれて・くたびれれば)
[1]〔人ガ (ものデ/ニ)〕
 △くたびれかける  くたびれはじめる  くたびれてしまう  くたびれてきた
  くたびれないようにする  くたびれさせる  くたびれさせられる  
 △[ひどく/かなり/だいぶ/すこし/さすがに/動けないほど/くたくたに/へとへとに]~。
 △[残業(ざんぎょう)/試験勉強(しけんべんきょう)/気苦労(きぐろう)]で~。
  [足/腕(うで)/体/口/指(ゆび)]が~。
 ・まったく、赤ん坊の世話(せわ)はくたびれます。くたびれますが、楽しいです。
  ・こんなに暑いと、何もしなくてもくたびれる。
 ・「くたびれたー」家に入るなり、こう言う娘に恋人(こいびと)はいるのだろうか。
 ・かんたんなことでも、同じことを繰り返していると、だんだんくたびれてくるね。
 ・会社行っても、あんまりくたびれないようにね。そんなにもらってないんだから。
 ・上司(じょうし)の指示(しじ)がまちがっていて、初めからやりなおしだ。しなくていいことで
  むだにくたびれさせられる。まあ、くたびれるのも給料(きゅうりょう)のうちか。
 ・夫がいかにもくたびれきった格好(かっこう)でたたみに転(ころ)がってテレビを見ている。
〔文ニ〕
 ・何だか生きていくことにくたびれてきた。

<複合動詞:-くたびれる>
[まちくたびれる] 人ガ 人・ものヲ 
 ・いくらおいしい料理を作ると言われても、もう待ちくたびれたよ。まだできないの?
 ・クリスマスの夜、子供は夫の帰りを待っていたのだが、待ちくたびれて眠ってしまった。


ばてる  一(ばてない・ばてます・ばてて・ばてれば)
[1]〔人ガ ものニ〕
 △ばてそうだ  ばてかける  ばてはじめる  ばててしまう  ばててはいけない
  ばてないようにする  ばてさせる  ばてるな!
 △[ひどく/かなり/だいぶ/すこし/動けないほど/くたくたに/ふらふらに]~。
  △[暑さ/仕事/重労働(じゅうろうどう)/徹夜(てつや)の作業(さぎょう)に]に/で~。
 ・大震災(だいしんさい)の時、うちまで歩いて帰ったら、さすがにちょっとばてました。
  ・毎日毎日、暑さにばててしまって、ビールを飲む以外のことはできなくなる。
 ・夏の盛(さか)りにばてないようにするには、春から運動をして体をじょうぶにするのがよい。
 ・このくらいの仕事でばてるな。根性(こんじょう)出せ!
    
<スル動詞>
[夏ばて(なつばて)する]  人ガ
 ・家族そろって夏ばて(を)していて食欲がなく、食事はつい簡単なものになってしまう。
 ・今年は夏ばて(を)しないように、プールに通って元気に過ごしたい。

〔2〕病気の表現
  病気に関する表現を考える。
 もっとも一般的なのは、「病気になる・かかる」「病気が治る」で、「病む」「患う」は書きことば。
 伝染する病気については「移る」が使われる。

◇なる・かかる・する
  病気は自然に「なる」もので、「病気にかかる」も使われる。「病名+ニ」の形をとる。「病気をす
る」は、具体的な病名はあまり言わず、ばくせんと病気を示す。
   人ガ ものニ なる / 人ガ ものヲ する
    ガンになる  結核にかかる  大きな病気をしたことがない
 「なる」の使役形「ならせる」は、意図的な場合と、防ぐことができなかった、という後悔をする
場合にも使われる。「スル」の使役形「させる」も同様の使い方がある。
    いやなヤツを病気にならせる/させる 方法を考える
    不注意で子供を病気にならせてしまう  子供に病気をさせたのは私の不注意だった
 「病む」は少し古い書きことば。体の部分を「ものガ」あるいは「ものヲ」としてとる。ひゆ的な
表現がよく使われる。「患う」も体の部分を「ものヲ」としてとる書きことば。
      人ガ ものヲ やむ / ものガ やむ
    心が/を 病んでいる   この国・この社会は病んでいる   胸を患う
・スル動詞
 「発病する」は医学的な書きことば。「感染する」は人から人に移る病気にかかること。
◇なおる・なおす
 病気が「よくなる」と言う。「治る」も同じ。「元気になる」も言うが、病気以外にただ疲れてい
た場合にも言う。スル動詞「回復する」も病気以外にも言う。「治癒する」は病気が治ることを表す
書きことば。「治る」に対応する他動詞は「治す」。けがなども「治る・治す」を使う。
   ものガ よくなる/なおる
    病気・けが・傷が よくなる/治る  病気・健康・疲れが 回復する
   人ガ ものヲ なおす
      早く病気を治す  けが・傷・やけどを治す
◇うつる・うつす
  ある種の病気は人から人へ「移る」。「伝染する」は科学的な表現。「病気が移る」に対応する他動
詞は「病気を移す」。受身形「移される」がよく使われる。
      ものガ (人カラ 人ニ) うつる
    風邪が移らないように(風邪を移されないように)気をつける
   人ガ 人ニ ものヲ うつす
       家族に病気を移してしまう


びょうきになる(病気に成る)  五(ならない・なります・なって・なれば)
[1]〔人ガ ものニ〕
 △なりそうだ  なりかける  なりたくない  なってしまう  なってはいけない
  ならないようにする  ならせる  なられる  なれ!  なるな!
 △[不注意(ふちゅうい)/睡眠不足(すいみんぶそく)/働きすぎ/疲れすぎ]で病気に~。
  ・こんなに毎日疲れていては、病気になりそうだ。
 ・病気になったら休めるだろうが、それでは同僚(どうりょう)に迷惑(めいわく)がかかってしまう。
 ・病気にならないようにするには、食事と運動と睡眠をきちんととることが大切だ。
 ・それでも病気になってしまったら、むりをせずに仕事を休み、医者の指示(しじ)にしたがって薬
  を飲み、十分休養(きゅうよう)をとること。
 ・子どもが小さい今、妻に病気になられてしまうと、毎日の生活が成り立たない。
 ・毎日帰りが遅いなあ。仕事が好きなのはいいけれど、働き過ぎで病気になんかなるなよ。


かかる(罹る)  五(かからない・かかります・かかって・かかれば)
[1]〔人ガ ものニ〕
 △かかりそうだ  かかりたくない  かかってしまう  かかってはいけない
  かかったことがある  かからないようにする  かかるな!
 △[不健康(ふけんこう)な暮らしのために/不衛生(ふえいせい)な生活で/夜の遊びで]病気に~。
  △[風邪(かぜ)/インフルエンザ/結核(けっかく)/伝染病(でんせんびょう)/エイズ]に~。
  ・昔は結核にかかる人が非常に多かった。貧困(ひんこん)のため、かかりやすかったのだ。
 ・伝染病にかからないように、いくつかのワクチンを打ってから海外旅行に行った。
 ・恐い病気にかかりたくなかったら、このお札(ふだ)を買いなさい。あなたを守ってくれる、、、。

<スル動詞>
[感染(かんせん)する]  人ガ ものニ  / ものガ 人ニ
 ・インフルエンザの予防注射をしたが、これで感染しないというわけではないらしい。
 ・伝染病に感染しやすいのは、老人と子ども、つまり体力が弱い人ですね。
  ・この病気に感染した人が町の人口の3分の1にまでなったという。
  ・ウイルスが患者から病院のスタッフに、スタッフからまた別の患者に感染していったらしい。

[発病(はつびょう)する]  人ガ ものヲ
 ・父は大学生の時に結核を発病し、卒業に6年かかったという。
 ・日本では珍しい病気を発病し、大学病院に送られたが、教授達が次々に見物に来た。


びょうきをする  サ変(しない・します・して・すれば)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △したことがある     してはいけない  しないようにする  するな!
 △[昔/若い頃(ころ)/子どもの時/2年前に/去年の冬]病気をした
  ・若い頃はよく病気をした。病気をしないように気をつけるということがなかったからだろう。
 ・今、何か病気をしていますか、と医者に聞かれた。それがわからないから来たんじゃないか。
 ・金がかかるから病気をするなよ、と親に言われた。けちな親だ。


やむ(病む) 五(やまない・やみます・やんで・やめば)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △やんでいる  やんではいけない  やまないようにする  やむな!
  △[胸(むね)/肺(はい)/心臓(しんぞう)/肝臓(かんぞう)/胃(い)/精神(せいしん)]を~。
 ・昔、肺(はい)を病んでいたことがあり、そのころの日記を読むと暗いことばかり書いてある。
  ・家族との葛藤(かっとう)の中で彼は心を病んでしまった。少しずつよくなってはいるのだが。
 ・疲れ切った末(すえ)に、神経(しんけい)を病む若者が増えているという。
[2]〔ものガ〕
 ・現代人の精神(せいしん)状況を考えると、現代社会は病んでいるとしか言いようがない。
  ・こう言わざるを得ない。今、患者(かんじゃ)が病んでいるのか、医者が病んでいるのか、それと
  も、日本社会全体が病んでいるのか。

わずらう(患う) 五(わずらわない・わずらいますます・わずらって・わずらえば)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △わずらいたくない  わずらってしまう  わずらわないようにする
 △[長い間/若いころ/子供の時/この二年ほど/しばらく/最近]~。
  △[胸(むね)/肺(はい)/心臓(しんぞう)/肝臓(かんぞう)/胃(い)/精神(せいしん)]を~。
  ・父は、心臓を患って入院していたが、幸い先週退院した。
  ・長い間、結核を患っていて、辛い思いをしました。
  ・高校生の頃、目をわずらっていたので、いつも眼帯をかけていました。  
     足・風邪・脚気・眼病・神経・脳・肺結核・胸・目を


うつる(移る) 五(うつらない・うつります・うつって・うつれば)
[1]〔ものガ (人カラ) 人ニ/へ〕
 △うつりそうだ  うつるかもしれない  うつってしまう  うつらないようにする
 △[たやすく/たちまち/空気感染(かんせん)で/意外な経路(けいろ)で/思わぬことから]~。
  △[風邪(かぜ)/病気/インフルエンザ/エイズ/あくび]が~。
  ・一人が風邪を引くと、クラスのみんなに移ってしまうかもしれない。
 ・風邪が他の人に移らないように、マスクをしましょう。
 ・病気が家族に移ってはいけないので、入院することにした。
 ・エイズが移ることを恐れて、エイズ患者(かんじゃ)を差別(さべつ)する人々がいる。

<スル動詞>
[伝染(でんせん)する]  ものガ (人カラ) 人ニ/へ
 ・エイズは、性行為や注射器の使い回し以外のことではかんたんには伝染しません。
 ・伝染する病気に対処するには、まず手を洗う、うがいをするなどの基本的な習慣が大事です。
  ・この病気が人々に伝染していくのをどうやって防ぐか。


うつす(移す)  五(うつさない・うつします・うつして・うつせば・うつそう)
[1]〔人ガ ものヲ(人カラ)人ニ〕
 △うつしそうだ  うつしてはいけない  うつさないようにする  うつされる  うつすな!
 △[うっかり/注意していたのに/とうとう/残念なことに]~。
  △[病気/風邪(かぜ)/伝染病(でんせんびょう)/エイズ/性病(せいびょう)]を~。
  ・恋人に風邪を移してしまった。やはりキスで移ったのかなあ。
 ・伝染病に感染していることがわかったので、子供に移さないように細心の注意を払った。
 ・風邪を移されないこと。移されてしまったら、それを人に移さないこと。


なおる(治る) 五(なおらない・なおります・なおって・なおれば・なおろう)
[1]〔人ガ〕
 △なおりたい  なおりそうだ  なおってほしい  なおらなくてはこまる  なおってくれ!
 △[すぐ/あっさり/かんたんに/けろりと/三日で/やっと/ようやく]~。
  △[病気/いたみ/体の調子(ちょうし)/けが/傷(きず)/便秘(べんぴ)/肩(かた)こり]が~。
  ・病院にいる間は早く治りたいと思っていたが、治って会社に戻ると、病院が懐(なつ)かしい。
 ・子どものかぜが治らないと旅行に行けない。子どもも楽しみにしているので、早く治ってほしい。
  ・病気になってもすぐ治る体質(たいしつ)だが、治ったと思ったらまたすぐ病気になる体質なんだ。
  ・病気が治れば外出できると言われ、早く治ろうと思ったが、そうかんたんに治るわけでもない。

<スル動詞>
[回復(かいふく)する]  人・ものガ ものカラ
 ・病気からすぐ回復する人は、ふだんから病気をしないような人だ。
 ・病気が治ってからも、体力が回復するまではむりをしないように。
   完全に 純量に 徐々に たちどころに 元通りに ぐんぐん 意外に早く
[治癒(ちゆ)する]  ものガ
  ・病気が完全に治癒するまで入院していてください。
 ・傷(きず)が治癒するのに、一月ぐらいはかかるでしょう。


なおす(治す) 五(なおさない・なおします・なおして・なおせば・なおそう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △なおしたい  なおしてほしい  なおしてもらう  なおしておく  なおせる
  なおさなければならない  なおさせる  なおそうとする  なおせ!
 △[早く/ゆっくり/あせらずに/しっかり/完全に/とうとう/じょうずに]~。
  △[病気/風邪(かぜ)/のどの痛(いた)み/けが/やけど/骨折(こっせつ)]を~。
 ・悪い頭を治したいが、これは病気じゃないから治せないと言われた。自分の努力だそうだ。
  ・風邪は、かかったらすぐお医者さんに行って、早く治しましょう。
 ・病気をできるだけ早く治さないといけない。しっかり治して、チームに戻りたい。
 ・名医(めいい)に心臓(しんぞう)を治してもらったので、あと50年は生きられそうだ。
  ・この病気を治せる医者は日本であなたしかいない。
 ・現代の医学でも治せない難病(なんびょう)がまだ数多(かずおお)くある。

〔3〕けがの表現・その他

◇けがの表現
 けが・傷の表現を見る。けがの表現は体の部分の変化なので、「-ている」の形は結果の状態を表
す。名詞修飾の場合は「-た」の形になる。意志形は使われることが少ない。
 「けがをする」がもっともふつうの表現。けがの場所をニ格で示す。体の部分をヲ格にとる場合は
「けがする」。骨折・傷・打撲など、広くカバーする表現。
   人ガ ものニ けがをする / 人ガ ものヲ けがする 
    足にけがをする/している  足をけがする  けがをした足で歩く
 「負傷する」は書きことば。体の部分をヲ格またはニ格にとる。
    足を負傷する  足に負傷する
 「痛める」も広い範囲のことに使えるが、骨折のような大きなけがには使いにくい。
   人ガ ものヲ いためる
    肩・腰・首を 痛める
○骨・関節
 骨折は「(骨を)折る」「骨折する」のどちらも使う。場所により、「腕・足を折る」とも言う。対
応する自動詞が「折れる」。
    転んで足(の骨)を折る  足(の骨)を骨折する  足の骨が折れた
 関節のけがは「くじく」「ねんざする」を使う。「くじく」は、ひゆ的に精神的なことにも使う。
    転んで足首をくじいた/ねんざした     やる気をくじかれる
○傷・出血
 「傷つく」は、具体的なけがよりもむしろ精神的なことに使われることが多い。原因をニ格で示す。
対応する他動詞は「傷つける」。
      ものガ きずつく / 人ガ ものニ きずつく
    足の裏が傷ついた  そのことばに彼は傷ついた
 出血は、「血が出る」「血を流す」「出血する」。この「-ている」は進行中を表す。
    血が出ている  出血している手首を押さえる(「出血した手首」は過去を表す)
 切り傷は、「手を切る」のように言うが、この「切る」は無意志的な動作。「ニンジンを切る」の
とは違って、皮膚(と肉の一部)に傷を付けることを「切る」と言うことが多い。ニンジンのように
「二つに分ける」場合は、「腕を切り落とす」のように言う。「切れる」は対応する自動詞。
    (誤って)手・足を 切る  指先の皮膚が切れた
 こすって皮膚が向けた場合は、「すりむける」「すりむく」を使う。後者はヲ格をとる。
    ひじがすりむける  ひざをすりむく
○打撲
 打撲は、具体的に「柱に頭を打つ」「机の角にひざをぶつける」など。
◇その他の表現
○皮膚                                                
 充血は「腫れる」。複合動詞「腫れ上がる」は、ひどく腫れること。対応する他動詞は「腫らす」。
   ものガ はれる / 人ガ ものヲ はらす
    足が腫れている  顔を腫らしている
 「かぶれる」は、何かが皮膚を刺激して、皮膚が赤く腫れてかゆくなること。ひゆ的に、精神的に
大きな影響を受けることを表す。
○筋肉
 「こる」は、筋肉が張って固くなること。「こわばる」は、体や筋肉が固くなること。
 「つる」は、筋肉が縮んで痛くなり、動かせなくなること。
 「しびれる」は、体(の一部)の感覚が失われ、ふつうに動かせなくなること。
○呼吸
 「あえぐ」は、激しい運動や病気のために、はあはあと苦しそうな息をすること。
 「むせる」は、煙やほこり、食べ物などがのどに入って、息がつまりそうになること。「むせかえ
  る」は、ひどくむせること。
 「窒息する」は、息ができなくなること。
○温度
 「やけどする」は、熱によって皮膚を痛めること。ひゆ的に、危険なことに関わって損をすること。
 「のぼせる」は、頭に血がのぼってぼうっとすること。
 「凍える」は、寒さのために体の感覚がなくなること。「凍え死ぬ」は凍えて死ぬこと。
○意識
 「気を失う」は、意識をなくすこと。眠ったような状態になる。
 「気絶する」は、強い痛みやショック、興奮などで一時的に意識を失うこと。
 「失神する」は、「気絶する」と同じで、やや書きことば。
○飢え
 「飢える」は、食べ物がなく空腹に苦しむこと。
◇~がする・~をする
 病気・けがなどの表現では、「~をする・~がする」の形をとるものが多い。「~がする」の「す
る」は自動詞の用法。「~をする」の「する」は非意志的な用法。
      頭痛・腹痛・めまい・吐き気・寒気が する
       病気・けが・骨折・ねんざ・下痢・便秘・やけどを する
    咳・くしゃみ・げっぷ・あくび・しゃっくり・歯ぎしり・おならを する


けがをする(怪我をする)サ変(しない・します・して・すれば)
[1]〔人ガ (ものニ/ヲ)〕
 △したくない  しそうだ  してはいけない  しないようにする  するな!
 △[ときどき/たまに/うっかり/不注意(ふちゅうい)で/あやまって/ぼんやりしていて]~。
   [転(ころ)んで/頭をぶつけて/倒れて/けんかで/サッカーで/仕事中に]~。
 ・「ラグビーって、いかにもけがしそうなスポーツよね」「そんなことはないよ。集中していない
  時にけがをしやすいだけだよ」
 ・転んで足にけがをしましたが、たいしたことはありません。
 ・山田さんは頭にけがをして、包帯(ほうたい)を巻(ま)いている。
 ・兄はけんかをして、あちこちけがしたらしい。でも、治(なお)ったら、またやるんだろう。
 ・ボールが当たって手首をけがしたので、しばらく試合には出られない。
  ・スポーツをする時はけがをしないように注意しよう。
 ・「その手、どうしたの? けがしたの?」「うん、ちょっと切っちゃってね。大したことないよ」


いためる(痛める)  一(いためない・いためます・いためて・いためれば)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △いためそうだ  いためかける  いためてはいけない  いためないようにする
 △[軽く/少し/かなり/ひどく/歩けないほど/痛くて動けないくらい]~。
  △[肩(かた)/腰(こし)/足/腕(うで)/首(くび)/背中(せなか)/胸(むね)]を~。
  ・柔道(じゅうどう)の練習をしている時、腰を痛めてしまった。
  ・ひざを痛めているので、歩くのがつらい。
 ・腰を痛めないように、重い荷物(にもつ)にはちゅういしてください。
 ・スポーツ選手(せんしゅ)は、からだが資本(しほん)だ。筋肉(きんにく)を痛めるなよ。
 ・応援(おうえん)のしすぎでのどを痛めた。
 ・カラオケをやりすぎて、のどを痛めたらしい。声がガラガラだ。
 ・昔若いころに痛めた足が、年をとったらまた痛み出した。


きずつく(傷つく) 五(きずつかない・きずつきます・きずついて・きずつけば)
[1]〔人・ものガ〕
 △きずつきたくない  きずついてしまう  きずつかないようにする  
 △[足/体/腕(うで)/心/気持ち/誇(ほこ)り]が~。
  ・猟師に追われたライオンは、傷ついた体を木陰で休めた。
 ・君のさっきのことばで、彼、ずいぶん傷ついたみたいだよ。あやまっておいたほうがいいよ。
  ・多少(たしょう)のことを言われても傷つかないような強い心を持ちたい。


きずつける(傷つける)  一(きずつけない・きずつけます・きずつけて・きずつければ・きず
  つけよう)
[1]〔人ガ 人・ものヲ〕
 △きずつけそうだ  きずつけがちだ  きずつけてはいけない  きずつけないようにする
  きずつけさせる  きずつけられる  きずつけるな! 
 △[うっかり/まちがって/不注意(ふちゅうい)で/浅く/深く/ひどく]~。
  △[体/頭/手/足/肌(はだ)/人/相手(あいて)/他人(たにん)]を~。
 ・料理(りょうり)していた時、包丁(ほうちょう)でちょっと指(ゆび)を傷つけてしまいました。
 ・ケンカをして、ナイフで相手を傷つけ、警察(けいさつ)につかまった。
 ・夏の強い日光(にっこう)はお肌を傷つけます。お手入れを大切に。
 ・言わなくていいことを言って、妻(つま)の心を傷つけてしまったようだ。
 ・引っ越しをした時、ずいぶん家具(かぐ)を傷つけてしまった。


きる(切る) 五(きらない・きります・きって・きれば)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △きりかける  きってしまう  きってはいけない  きらないようにする  きるな!
 △[少し/大きく/浅(あさ)く/深(ふか)く/かなり/スッと/ギザギザに/はでに]~。
  △[手/指(ゆび)/皮膚(ひふ)/腕(うで)/足(あし)/頭/顔/あご/手首(てくび)]を~。
  [ナイフ/カッター/はさみ/包丁(ほうちょう)/紙/かみそり/岩の角(かど)]で~。
  ・野菜(やさい)を切っている時、包丁で指を少し切ってしまった。
 ・タマネギを切るとなみだが出てきて、よく見えなくなり、自分の手まで切ってしまいそうだ。
 ・山道でころんで、岩の角で膝(ひざ)を切ってしまった。
 ・紙を使う時は気をつけて! 紙で手を切らないようにね。紙って、手を切りやすいんだよ。
 ・若い女性の中には、自分で手首を切ってしまうことが増(ふ)えているらしい。


れる(切れる) 一(きれない・きれます・きれて・きれれば)
[1]〔ものガ〕
 △きれやすい  きれてしまう  きれないように注意する
 △[すぐ/かんたんに/少し/大きく/浅(あさ)く/深(ふか)く/かなり/スッと]~。
  △[皮膚(ひふ)/手/指(ゆび)/足の皮(かわ)/ほお/額(ひたい)]が~。
  ・書類(しょるい)を封筒(ふうとう)に入れる作業(さぎょう)をしていたら、指の先が切れた。
 ・ころんで頭を壁(かべ)に打ちつけ、額が切れて血が出たので、大騒(おおさわ)ぎになった。

<スル動詞>
[負傷(ふしょう)する]  人ガ (ものニ)
 ・彼は足に負傷(を)していて、歩けなかった。 
 ・小さな雪崩があり、スキーヤーが何人か負傷(を)した。
[出血(しゅっけつ)する]  人・ものガ
 ・これは、腸が出血(を)していますね。手術が必要です。
 ・彼は腕からひどく出血(を)していた。
 
<複合動詞>
[すりむく] 人ガ ものヲ 
 ・幼児が転んでひざをすりむいた。
 ・自転車でスピードを出して派手に転び、ももから脇腹のあたりをひどくすりむいた。
   足・くるぶし・ひざ・膝頭・ひじ・指先を はでに
[すりむける] ものガ
 ・転んですりむけたひざにばんそうこうを貼った。
 ・久しぶりに木に登ったら手の皮がすりむけた。
      手の皮・肌・鼻の頭・ひざ・皮膚が


おる(折る) 五(おらない・おります・おって・おれば)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △おりかける  おってしまう  おってはいけない  おらないようにする  おるな!
  △[転(ころ)んで/倒(たお)れて/木から落ちて/けんかをして]骨を~。
 △[骨(ほね)/足/腕(うで)/指(ゆび)/首/背骨(せぼね)]を~。
  ・転んで足の骨を折ってしまった。年をとると骨を折りやすくなる。
 ・スキーやスノボーをするのはいいけど、骨を折るなよ。
  ・スキーで派手(はで)にころんで、足を二か所折ってしまった。
 (「指・ひざを折る」は意味があいまいになる。「折り曲げる」意味にもなる。)


おれる(折れる) 一(おれない・おれます・おれて・おれれば)
[1]〔ものガ〕
 △おれやすい  おれそうだ  おれてしまう  おれるとこまる  おれないようにする
 △[すぐ/かんたんに/ポキッと/ボキッと/ボキボキ/複雑(ふくざつ)に]~。
 △[骨(ほね)/足/腕(うで)/指(ゆび)/首/背骨(せぼね)/歯(は)]が~。
 ・ころんだ時に手をついたのだが、その時に手首(てくび)の骨が折れてしまった。
 ・固(かた)いせんべいをかじったら、なんと、歯が折れた。
 ・ちゃんと栄養(えいよう)のバランスを考えないと、骨が弱くなって折れやすくなりますよ。


くじく(挫く) 五(くじかない・くじきます・くじいて・くじけば)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △くじきそうだ くじいてしまう くじいてはいけない くじかないようにする 
 △[むりをして/運悪(うんわる)く/ざんねんなことに/くやしいことに]手首を~。
 △[足/腕(うで)/足首(あしくび)/手首(てくび)]を~。出鼻(でばな)を~。
 ・子どもがころんで足をくじいた。
 ・柔道(じゅうどう)をやっていたら、手首をくじいてしまったらしい。
 ・敵(てき)の勢(いきお)いをくじくためには、先に攻撃(こうげき)をかけなければならない。
 ・学生がせっかくやる気になっているのに、その気持ちをくじくようなことを言ってはいけない。
 ・せっかく、今日中(きょうじゅう)に仕事をしてしまうつもりで会社へ行ったのに、パソコンがこ
  われていたので、出鼻(でばな)をくじかれた。(=初めのやる気が失われた)
 ・法律(ほうりつ)は、「弱きをたすけ、強きをくじく」というものでなくてはいけない。
  (「よわき」=「よわいもの」)

<スル動詞>
[ねんざする]  人ガ ものヲ
 ・サッカーをしていて、転んだとき足首(あしくび)をねんざしてしまった。
 ・足を捻挫(ねんざ)しそうになったが、幸いちょっと痛めただけだった。


はれる(腫れる)一(はれない・はれます・はれて・はれれば) 
[1]〔(人の)ものガ〕
 △はれている  はれそうだ  はれてしまった
 △[真っ赤(まっか)に/青く/まるく/大きく/ひどく/痛(いた)そうに]~。
 △[目/顔(かお)/足/傷(きず)/肩(かた)/腕(うで)/歯茎(はぐき)]が~。
 ・妻(つま)は泣いていたらしい。目が赤く腫れている。
 ・虫(むし)にさされた所が腫れて、熱を持っている。
 ・あまり腫れないように、薬(くすり)を塗(ぬ)っておいた。

<複合動詞:はれ->
[はれあがる] ものガ
 ・試合を終わったボクサーの顔は、目の周りがひどく腫れ上がっていた。
 ・トゲをさした所がうんで、腫れ上がってしまった。
      腕・顔・患部・扁桃腺・頬・まぶた・耳が 紫色に 青黒く 心持ち

はらす(腫らす)五(はらさない・はらします・はらして・はらせば) 
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △はらしている  はらしてしまう  はらしてはいけない  はらさないようにする
 △[顔を真っ赤(まっか)に/青く/大きく/ひどく/痛(いた)そうに]~。
 △[目/かお/足]を~。
 ・彼はバレーボールでけがをしたそうで、手を青く腫らしていて痛そうだった。
 ・彼女は目を赤く腫らしていた。泣いていたらしい。

 
かぶれる  一(かぶれない・かぶれます・かぶれて・かぶれれば)
[1]〔人ガ ものニ〕
 △かぶれやすい  かぶれそうだ  かぶれたくない  かぶれてしまう  かぶれてはいけない
  かぶれないようにする  かぶれさせる  かぶれるな!
 △[少し/ひどく/丸く/真っ赤(まっか)に/ぶつぶつに]~。
  △[手/肌(はだ)/皮膚(ひふ)/足/背中(せなか)/太もも]が~。
  ・何にさわったのか、手がひどくかぶれていて痛い。
 ・その子はかわいそうに背中が全体的にかぶれていました。
  ・うるしにかぶれるとひどいことになるらしい。
  ・若い者はとかく、新しく、過激な思想にかぶれやすい。


こる(凝る)  五(こらない・こります・こって・これば)
[1]〔ものガ〕
 △こりがちだ  こってしまう  こらないようにする
 △[ひどく/かちかちに/がちがちに/いたいほど]~。
  △[肩(かた)/首筋(くびすじ)/背中(せなか)/全身(ぜんしん)/筋肉(きんにく)]が~。
  ・パソコンとゲームのしすぎで肩が凝ってしかたがない。
 ・徹夜(てつや)でマージャンなんかしたら、背中が凝ってしまって曲がらなかった。
 ・全身が凝っていたけれど、ゆっくりフロにつかっていたら楽(らく)になった。


こわばる  五(こわばらない・こわばります・こわばって・こわばれば)
[1]〔ものガ〕
 △こわばりがちだ  こわばってしまう  こわばらないようにする  こわばらせる
 △[ひどく/かちかちに/がちがちに/いたいほど]~。
  △[肩(かた)/首筋(くびすじ)/背中(せなか)/全身(ぜんしん)/筋肉(きんにく)]が~。
  ・昨日ハイキングへ行ったので、今日は足の筋肉がこわばっている。
 ・ずっと緊張して立っていたので、体がこわばってしまった。
 ・会社の説明を聞いていた遺族は、怒りに表情をこわばらせていた。
   

つる(攣る)  五(つらない・つります・つって・つれば)
[1]〔ものガ〕
 △つりそうだ  つりやすい  つりかけた  つってしまった  つらないようにする
 △[急に/突然(とつぜん)/ピーンと]~。
  △[足/筋肉(きんにく)/太(ふと)もも/足の裏(うら)/腕(うで)/首の筋(すじ)]が~。
  ・足が疲れていて、ズボンを脱ごうとした時、急に足がつりそうになった。
 ・若いときから足がつりやすく、寒いときはすぐつった。
 ・マラソンの途中で、太ももがつってしまった選手が走るのをやめた。
 ・筋肉がつると痛いんだよね。あれはつったことのある人じゃないとわからないね。


しびれる(痺れる)  一(しびれない・しびれます・しびれて・しびれれば)
[1]〔(人の)ものガ〕
 △しびれそうだ  しびれかける  しびれてしまう  しびれないようにする  しびれさせる
 △[じーんと/びりびり/痛くて動けないほど/何も感じないほど]~。
  △[足/手/腕(うで)/口のまわり/指先(ゆびさき)/体]が~。
  ・正座(せいざ)をしていたら、足がしびれて歩けない。
 ・寒さで手がしびれていて、何も感じない。
 ・キノコの毒(どく)にやられたようで、体中(からだじゅう)がしびれてしまい、動けなかった。 
 ・電気ショックで身体がびりびりしびれた。 
[2]〔人ガ (ものニ)〕
 △[熱演(ねつえん)/名優(めいゆう)の演技(えんぎ)/彼女の美しさ/名器(めいき)の音]に~。
  ・心を揺(ゆ)さぶる音楽の洪水(こうずい)に、体中がしびれて、演奏(えんそう)が終わってもしば
  らく立てなかった。
 ・オペラのアリアを彼女の声で聴(き)くと、うっとりとして心がしびれるようだ。


やけどする(火傷する)  サ変(しない・します・して・すれば)
[1]〔人ガ〕
 △やけどしがちだ  してしまう  してはいけない  しないようにする  するな!
 △[うっかり/不注意(ふちゅうい)で/料理(りょうり)の時/花火(はなび)をしていて]~。
   [火事/たき火(び)/ガスの火/熱湯(ねっとう)/タバコ/蒸気(じょうき)]で~。
  ・天ぷらをする時は、やけど(を)しないように油に注意してください。
 ・やけどをしたら、すぐ大量(たいりょう)の水で冷やすこと。
  ・花火をやるのはいいけど、やけどするなよ。バケツの水は用意したか?


のぼせる  一(のぼせない・のぼせます・のぼせて・のぼせれば)
[1]〔人ガ ものニ〕
 △のぼせやすい  のぼせそうだ  のぼせてしまう  のぼせないようにする
  ・お風呂にのんびり入っていたら、のぼせてしまった。
 ・部屋の中が暖かすぎて、のぼせてしまったようだ。
  ・うちの幼稚園児(ようちえんじ)は、きれいな保育士(ほいくし)さんにのぼせているらしい。


こごえる(凍える)  一(こごえない・こごえます・こごえて・こごえれば)
[1]〔人(のもの)ガ〕
 △こごえそうだ  こごえてしまう  こごえないようにする  
 △[ひどく/骨(ほね)の心まで/雪の冷たさで/寒さに]~。
  △[被災者(ひさいしゃ)/貧(まず)しい人々/手足/指先(ゆびさき)/体(からだ)]が~。
 ・雪山で道に迷(まよ)い、ひどい寒さで体が凍え、動けなくなっていた。
 ・冬の山で遭難(そうなん)しかかったときは、身(み)も心も凍えるような寒さだった。
 ・記録にない異常気象(いじょうきしょう)のため、多くの動物が凍えて死んだ。    

<複合動詞:こごえ->          
[こごえしぬ] 人ガ 人ものヲ
 ・雪の中で凍え死ぬというのは、決してロマンチックなものではない。
 ・ガイドのミスのために登山客が凍え死ぬという事件があった。


あえぐ(喘ぐ)  五(あえがない・あえぎます・あえいで・あえげば)
[1]〔人ガ〕
 △あえぎつづける  あえいでしまう  
 △[苦しそうに/ハアハア/ぜいぜい/息(いき)が切れて/息苦(いきぐる)しく]~。
  ・長い坂道(さかみち)を駆(か)け上った後、ぜいぜいと喘いでいた。
 ・練習を繰り返していると、階段を駆け上がってもあえがなくなった。
 ・革命前は、民衆は重税にあえいでいた。  
 
  
むせる  一(むせない・むせます・むせて・むせれば)
[1]〔人ガ  (ものニ)〕
 △むせてしまう  むせてくるしい  むせないようにきをつける
 △[少し/ひどく/死ぬほど/息(いき)ができないほど]~。
  △[煙(けむり)/強い匂(にお)い/舞(ま)い上がるほこり]に~。
  ・たき火の煙が流れてきて、のどがむせて咳(せき)が止まらず、死ぬかと思った。
 ・初めてタバコを吸った時、煙にむせて苦しかった。若かったなあ。
  ・女子大のエレベーターに乗ったら、まわりの女子大生の化粧(けしょう)のにおいにむせた。

<複合動詞:むせ->
[むせかえる] ものガ
 ・部屋の中は、むせ返るような熱気にあふれていた。
 ・煙を吸い込んでしまい、部屋の外に出てもむせかえって咳が止まらなかった。
<スル動詞>
[窒息(ちっそく)する]  人ガ
 ・空気がだんだん薄くなり、危うく窒息するところだった。
 ・この社会に長くいると、窒息しそうな気分に襲われる。


きをうしなう(気を失う) 五(うしなわない・うしないます・うしなって・うしなえば)
[1]〔人ガ〕
 △うしないそうだ  うしないかける  うしなってしまう  うしなってはいけない
  うしなわないようにする  うしなわせる  うしなうな! 
 △[突然(とつぜん)/急に/驚(おどろ)いて/悲しみのあまり/がっくりして]~。
   [事故(じこ)/高熱(こうねつ)/ショック/出血(しゅっけつ)/恐怖(きょうふ)]で~。
 ・夏の暑い日に、長い時間外にいると、体温(たいおん)が上がって気を失うことがあります。
  ・バブル崩壊(ほうかい)の時、株価(かぶか)がドーンと下がったのを見て気を失いかけたよ。
 ・なぜかわからないが、急に息苦(いきぐる)しくなって、気を失ってしまったんだ。 
 ・映画を見ていて、恐ろしさのあまり気を失ってしまった、っていうのは、どうなんだろうね。

<スル動詞>
[きぜつ(気絶)する]  人ガ
 ・あんまりびっくりしたので、気絶(を)しそうになった。
 ・その光景を見て、彼女は気絶(を)してしまった。
 ・後ろから警備員の頭をなぐって気絶(を)させた。
[しっしん(失神)する]  人ガ
 ・夫が事故でなくなったと聞いた瞬間、彼女は失神してその場に崩れてしまった。
 ・あこがれのスターと握手(あくしゅ)した! 興奮(こうふん)して、失神しそうだった。


うえる(飢える) 一(うえない・うえます・うえて・うえれば)
[1]〔人ガ〕
 △うえそうだ  うえかける  うえてしまう  うえたことがない  うえないようにする
 △[ひどく/死にそうなほど/極限(きょくげん)まで/食べ物がなくて/飢饉(ききん)で]~。
 ・戦争の時、ジャングルの中で飢えて死にかけた。あのことは一生(いっしょう)忘れられない。
  ・戦後しばらく経ったあと、日本人は飢えるという経験を忘れた。
 ・飢えたハイエナがうろついている。


~がする・~をする  サ変(しない・します・して・すれば)
 △[急に/なんだか/なんとなく/時々/たまに/いつも/朝から/一日中]~がする
 △[頭痛(ずつう)/腹痛(ふくつう)/めまい/吐き気(はきけ)/寒気(さむけ)]がする
 ・どうも朝から頭痛がしてしかたがない。今日は早く帰ろう。 (頭が痛い)
 ・さっきから腹痛がする。何か悪いものを食べたのだろうか。  (腹(はら)が痛い)
 ・こんなにやらなきゃならない仕事があるなんて、めまいがしそうだ。
 ・久しぶりに船に乗ったら、吐き気がしてきた。昔は平気(へいき)だったんだが。
 ・寒い中でバスを待っていると、背中(せなか)に寒気がする。
 △[病気/けが/骨折(こっせつ)/ねんざ/下痢(げり)/便秘(べんぴ)/やけど]をする
    [咳(せき)/くしゃみ/げっぷ/あくび/しゃっくり/歯(は)ぎしり/おなら]をする
 ・夕べは飲み過ぎ、食べ過ぎだった。おかげで今日はひどい下痢をした。
 ・最近、便秘をしがちだ。もっと野菜を食べたほうがいいのかな。
 ・風邪(かぜ)を引いたらしく、子どもが咳をしている。明日お医者さんに連れて行こう。
 ・ラーメンを食べようとコショウをふったら、くしゃみをしたくなって、、、ハックション!
 ・食べたあとにげっぷをするのは行儀(ぎょうぎ)が悪い。悪いのはわかっているけどとめられない。
 ・あの先生の話を聞くと、あくびがしたくてたまらなくなる。何でだろう。
 ・子どもがしゃっくりをしている。あんまりいそいで食べるからだ。
 ・夫は夜寝ている時に歯ぎしりをする。うるさいと言うほどではないが、どうも気になる。
 ・おならをしないように我慢(がまん)するのは健康(けんこう)によくないんだって。

〔4〕酔う

◇よう
 「酔う」は、酒で気持ちがよくなり、体の状態も普通でなくなること。さらに飲むと、気持ちが悪
くなることが多い。さらには気を失う。原因の酒を「ものニ/デ」で表す。
   人ガ (ものニ) よう
    軽く(酒に)酔うと、疲れを忘れる  コップ一杯の酒で酔ってしまった
 乗り物で気持ち悪くなることも言う。これは悪くなる一方。
    バスに酔ってしまった
 心を楽しませるようなものによって気持ちがよくなることも表す。気取った表現。
    音楽に酔う  平和に酔う
・複合動詞 
 「酔いしれる」は、すっかり酔ってまともな判断ができなくなること。 
 「酔いつぶす」は、人を酔わせて意識を失わせること。
 「酔いつぶれる」は、酔って意識を失うこと。
 「酔っぱらう」は、ひどく酔い、まわりから見てだらしなく感じられる状態。
 スル動詞「泥酔する」は、酔いすぎて意識がはっきりしない状態。
◇さめる・さます
 「醒める」は、酔いがなくなること。「酔いを醒ます」も同じ意味。
   人・ものガ さめる / 人ガ ものヲ さます
    軽く酔ったがすぐに醒めた  外に出て酔いを醒ました


よう(酔う)五(よわない・よいます・よって・よえば・よおう) 
[1]〔人ガ(ものニ/デ)〕
 △[少しの酒(さけ)/一杯(いっぱい)のビール/ワイン/アルコール/カクテル]で~。
  [バス/船(ふね)/飛行機(ひこうき)]に/で~。
 △よいたい  よいやすい  よいそうだ  よいすぎる  よってしまう  よってはいけない
  よえばようほど    よえない  よわないようにする  よわせる  よわされる  ような!
 △[かるく/いい気持(きも)ちに/ひどく/気持ち悪くなるほど/ぐでんぐでんに]~。
 ・夕べはいい気持ちに酔いました。あのお酒は何というお酒ですか。
 ・今日はちょっといいことがあったんですよ。軽く酔いたい気分ですね。
 ・ほんの少し飲んだだけで酔ってしまったようです。いい気持ちですね。
 ・そのころ、父は酔って帰ることが多かったので、私は父をきらっていた。
 ・今、かれはまだ酔っているから、そういうむずかしい話をしてもだめだ。
 ・お酒を飲んで酔うのはいいけれど、どんなに酔っても吐(は)かないでね。あとが大変だから。
 ・彼は酔うとすぐ寝ちゃうんだよね。
 ・こんやは心配(しんぱい)なことがあるから、酔おうと思っても酔えない。
  ・船に乗ると酔ってしまうので、海づりはしたことがない。
 △[酒/ことば/文章(ぶんしょう)/演技(えんぎ)/雰囲気(ふんいき)]に~。
  [乗り物(のりもの)/船(ふね)/バス]に~。 
 ・酒に酔って友だちとけんかをしてしまいました。まったく、酒はよくない。
 ・あの男は自分の言ったことばに酔っているだけだ。本当のことは何もわかっていない。
 ・人々は、長くつづいた平和(へいわ)に酔って、戦争(せんそう)の近いことに気づいていない。
 ・彼女の歌声(うたごえ)は、満場(まんじょう)の観客(かんきゃく)を酔わせた。
 ・乗り物に酔いやすいたちで、どうも旅行は好きになれない。
 ・船に酔いそうな人は、酔いどめの薬(くすり)をのんでおいてください。

<複合動詞:よい->
[よいしれる] 人ガ ものニ
 ・人々は「へいわ」や「じゆう」などということばに酔いしれて、世の中の動きを正しくつかむこ
  とができなくなっている。
 ・長い戦争が終わったので、国民は平和のありがたさに酔いしれている。
   心が 快感・快楽・恋い・幸福・幸福感・酒・平和・喜びに 思い切り
[よいつぶす] 人ガ 人ヲ
 ・あの男は少し酔うと、うるさい事を言うから、どんどん飲まして、酔いつぶしてしまおう。
 ・ある国へ行くと、宴会で「乾杯、乾杯!」をやられ、酔いつぶされてしまうことが多い。
   無理に飲ませて  
[よいつぶれる] 人ガ
 ・えきのベンチには酔いつぶれたサラリーマンが一人ねむっていた。
 ・あの人はいっしょに飲むと必ず酔いつぶれて寝てしまう。
   今夜も 正体もなく 飲みすぎて ~て意識を失う


よっぱらう(酔っ払う) 五(よっぱらわない・よっぱらいます・よっぱらって・よっぱらえば・
    よっぱらおう)
[1]〔人ガ〕
 △よっぱらいそうだ  よっぱらいかけた  よっぱらってしまう  よっぱらってはいけない
  よっぱらわないようにする  よっぱらおうと思う  よっぱらわせる  よっぱらうな!
 △[ひどく/かなり/だらしなく/ぐでんぐでんに/べろんべろんに/きげんよく]~。
  △[酒/ビール/ウイスキー/ワイン/アルコール/焼酎(しょうちゅう)]で~。
 ・久しぶりに友だちと飲んだら、いい心持ちに酔っぱらってしまった。
 ・今日はなんだか酒が回るなあ。酔っ払っちゃいそうだなあ。うちまで送ってくれる?
 ・店側の気持としては、いかに気持ちよく酔っぱらってもらえるか、そういう場を提供できるか、
  に気を使うということですね。
 ・酔っ払って大声で怒鳴ったり、知らない人とけんかしたり、いろいろ恥ずかしいことをしてきた。
  ・よーし、今日は酔っ払うぞ! え、いつもじゃないか、って? まあ、そうだけど。
 ・前の晩、どんなに酔っ払っても、朝にはきれいに酔いがさめている。我ながら健康だねえ。

<スル動詞>
[泥酔(でいすい)する]  人ガ
 ・飲み過ぎて、泥酔して、駅のホームで寝てしまうなんて、我ながら恥ずかしい。
 ・毎回、泥酔するまで飲むという人が知人にいる。飲まない時は、とてもいい人なんだけど。


さめる(醒める)  一(さめない・さめます・さめて・さめれば)
[1]〔ものガ〕
 △さめそうだ  さめてほしい  さめてきた  さめないようにする  さめないとこまる
 △[少し/少しずつ/だんだん/急に/一気(いっき)に/すっと]~。
  ・軽く飲んでいい気持ちになって、少しさめたところでぶらぶら歩いて家に帰った。
 ・ふわーっとした気分になったら、そのまま酔(よ)いが醒めないように少しずつ飲み続けるといつ
  までも楽しい。
 ・ゆうべは飲み過ぎていろいろ失敗(しっぱい)をしたらしい。朝、酔いが醒めてから、もう飲むま
  いと思うのだが、また飲んでしまう。いつものことだ。


さます(醒ます)  五(さまさない・さまします・さまして・さませば・さまそう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △さまさなければならない  さませない  さませ!
 △[早く/急いで/一気(いっき)に/できるだけ/何とかして]~。
 ・ちょっと飲み過ぎた。少し酔いを醒ましてから帰らないと、駅(えき)のホームがあぶない。
  ・いい気持ちで飲んでいたら、隣(となり)の家のネコが急病(きゅうびょう)だと。急いで酔いを醒
  まさないといけない。これだから獣医(じゅうい)は大変なんだ。

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