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◇精神2◇

[4] 調べる・測る・試す

    調べる  調べ上げる 調べ直す 調べ回る    
    取り調べる  改札する 吟味する 検閲する 検査する 下調べする 捜査する
           調査する 点検する
    計る   計測する 計量する
    数える  数え上げる 数えたてる 数え尽くす 数え直す
    試す    試験する 試行錯誤する テストする
    試みる  
    確かめる  確認する

[5] 探す・見つける

   探す   探し当てる 探し出す 探し回る 探し求める          
    探る      探り合う 探り当てる 探り出す 探り回る  捜索する 探求・探究する
          探検する 模索する 手探りする スパイする
    見つかる   見当たる
    見つける  見つけ出す  洗い出す 嗅ぎ当てる 嗅ぎ出す 嗅ぎつける 嗅ぎ取る
            突き止める 掘り当てる 掘り起こす 掘り出す 見いだす 割り出す
             発見する

[6] 比べる

     比べる  引き比べる 見比べる 読み比べる  照らし合わせる 比較する 対照する 
           対比する

[7] 選ぶ・迷う・決める・限る

     選ぶ  選び出す 選び取る                             
          採択する 選挙する 選考する 選出する 選択する 抽選する
          えりすぐるよりすぐる えりぬくよりぬく  えりわけるよりわける
    迷う   迷い込む 迷い出る  踏み迷う   思いまどう
    とまどう  
    決まる    確定する   決定する  妥結する
    決める    決めかねる 決め込む 決めつける  取り決める  踏み切る 思い切る
         確定する 可決する 議決する 規定する 決意する 決議する 決心する
         決断する 決定する 採決する 裁決する 制定する 
    定める
   定まる
   限る

[8] 解く・間違う

    解く   解き明かす  解答する 正解する       

    解ける  解決する
    間違う・間違える  言い間違う・言い間違える 聞き間違う・聞き間違える
                見間違う・見間違える 読み間違う・読み間違える 聞き違える
                掛け違う・掛け違える 取り違える はき違える 見違える 読み違える

                       勘違いする 誤解する 錯覚する ミスする    
    誤る   言い誤る 聞き誤る 見誤る 読み誤る  
        

  



[4]調べる・試す・測る
  不明のことを明らかにしようとすることを表す動詞。疑問節をとるものが多い。

◇しらべる
 「調べる」は、わからないことや不確かなことを、ものや場所をよく見たり、人に聞いたり、本を
読んだりしてはっきりさせようとすること。
     人ガ ものヲ しらべる
    事実・原因を 調べる   部品・部屋の中を 調べる
 疑問文の形を受ける。
     人ガ 文か(どうか)(ヲ)
       安全かどうか(を)調べる  何が起こったのか調べる
・複合動詞
 「調べ上げる」は、よく調べて明らかにすること。
 「調べ直す」は、もう一度やり直して調べること。
 「調べ回る」は、あちこと場所を回って調べること。
・スル動詞
 「改札する」は、駅で切符を調べたり、集めたりすること。
 「吟味する」は、内容・品質などを、いいものかどうか詳しく調べること。
 「検閲する」は、公の機関が思想や芸術の発表・表現を許可してよいかどうか調べること。
 「検査する」は、基準に合っているか、異状はないかなどをよく注意して調べること。
 「下調べする」は、詳しい調査・研究の前の、基本的な調査をすること。また、予習すること。
 「捜査する」は、警察や検察が犯人や証拠などを探して調べること。
 「調査する」は、何かの事情・状況を明らかにするために調べること。特に社会的なこと。
 「点検する」は、誤りや不良箇所などがないか、1か所1か所、検査すること。
◇とりしらべる
  「取り調べる」は、詳しく調べること。特に、犯罪に関して容疑者を詳しく調べること。
   人ガ 人・ものヲ とりしらべる
       警察が容疑者を取り調べている
◇はかる(計る・量る・測る)                                  「図る・謀る」は別
  「はかる」は、そのものの量を器具を使って正確に調べること。ひゆ的に、心理的なことなど抽象
的なことに関して、だいたいの程度を推測すること。
  人ガ ものヲ はかる
      重さ・距離・血圧を はかる   真意をはかりかねた
  疑問文を受けて、その答えを知ろうとすること。
  人ガ 文か(ヲ) はかる
   何秒かかるか計る  1メートルあるかどうか、測ってみる
・スル動詞
 「計測する」は、何かの目的を持って量を計器を使って計ること。「計量する」は、分量や重さな
どをはかること。
◇かぞえる
  「数える」は、全体でいくつあるか、あるいは全体の何番目に当たるかを、数と対応させて知るこ
と。声を出して数を言うこともある。疑問文を受けて、その答えがいくつか調べることを表す。
  人ガ ものヲ かぞえる 
      数・人数・金を 数える  大きな声で数える
  人ガ 文か(どうか)(ヲ)
   全部で何人いるか数えた  ぜんぶ揃っているかどうか数えた
・複合動詞
 「数え上げる」は、一つ一つ(声を出して)順に数えていくこと。また、あることに該当する抽象的
  な物事を一つ一つとりあげて示すこと。「数え立てる」は、一つ一つとりあげて示すこと。
 「数えつくす」はすべてを数えること。
◇ためす
  「試す」は、物事の真偽・人の実力などを知るために、実際にやってみたり、やらせてみたりする
こと。疑問節を受ける。
   人ガ 人・ものヲ ためす
       使いやすさ・味を 試す   スピード・能力を 試す  新人を試す
   人ガ 文か(どうか)(ヲ) ためす
    おいしいかどうか/できるかどうか(を) 試す  どこまで耐えられるか試す
・スル動詞
 「試験する」は、ものの性質・性能を知るために、実際に動かしたり使ったりしてみること。人の
  力を知るために、課題を与えてやらせること。「テストする」は、「試験する」とほぼ同じ。
 「試行錯誤する」は、試みを繰り返し、失敗を重ねながら成功に近づくこと。
◇こころみる
  「試みる」は、どんな結果になるかを知るために、実際にやってみること。やや書きことば。名詞
節を受ける。引用の「と」で意志形を受ける文型がある。
     人ガ ものヲ こころみる
    脱出・説得を 試みる
   人ガ 文ヲ/文ト こころみる
    動物を森に戻すことを試みる  ドアを開けようと試みる 
◇たしかめる
  「確かめる」は、(言われていることが)本当にそうであるかどうかをはっきりさせること。自分で
調べる場合と、人に聞く場合があり、後者はニ格をとる。人に聞く場合も、自分が不確かであるため
に教えてもらう場合と、相手の知識・意思が確かなものかどうかを聞く場合がある。
     人ガ (人ニ) ものヲ たしかめる
       事実・答えを 確かめる  列車の時刻を駅員に確かめる  相手の決意を確かめる
 疑問節を受ける。
   人ガ (人ニ) 文か(どうか)(ヲ) たしかめる
    出発時間は何時か確かめる  彼が本当にやめるのかどうか奥さんに確かめた
・スル動詞「確認する」は、そうかどうか、はっきりと確かめること。


しらべる(調べる)一(しらべない・しらべます・しらべて・しらべれば・しらべよう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △しらべやすい  しらべにくい  しらべてみる  しらべてある  しらべておく  
  しらべてもいい  しらべたほうがいい  しらべなければならない  しらべようとする
 △[くわしく/こまかく/詳細(しょうさい)に/きびしく/容赦(ようしゃ)なく]~。
  [だいたい/てきとうに/いいかげんに/のんびり/いそいで/あわてて]~。
 △[データ/事実(じじつ)/電話番号/住所/部屋(へや)の中/あの男の過去(かこ)]を~。
  [面積(めんせき)/距離(きょり)/出発時刻(しゅっぱつじこく)/料金(りょうきん)]を~。
  [警官(けいかん)が犯人(はんにん)を/税関(ぜいかん)が荷物(にもつ)を]~。
 ・わからない言葉(ことば)の意味(いみ)を辞書(じしょ)で調べて、ノートに書いていった。
 ・犯人の部屋の中を調べても、証拠(しょうこ)となるものが何も見つからなかった。
 ・会社の住所と電話番号をインターネットで調べようとしたら、パソコンが動かなかった。
 ・パソコンの調子(ちょうし)がおかしいので、買った店で調べてもらった。
 ・学生に図書館(としょかん)で資料(しりょう)を調べさせた。
 ・空港(くうこう)の入口(いりぐち)で警官(けいかん)にハンドバッグを調べられた。
 ・旅行に行く前に、名所(めいしょ)やレストランのことを調べておいたほうがいい。
[2]〔人ガ 文か(どうか)(ヲ)〕
 ・この小説家が何才で死んだのかを調べてみなさい。
 ・まちがいがないかどうか、もう一度調べておいたほうがいい。
 ・10年前にどんなことがあったのかを調べて行くと、意外(いがい)なことがわかってきた。
                              
<複合動詞:しらべ->
[しらべあげる] 人ガ ものヲ 
 ・我々はその会社の経営状態を細かいことまで調べ上げた。
 ・この件に関して政府が隠している情報を徹底的に調べ上げた。
   関係・状況・不正・身元・流通経路を とことん 丹念に 徹底的に
[しらべなおす] 人ガ ものヲ
 ・間違いがないか、慎重に書類を調べなおした。
 ・この部屋をもう一度調べ直そう。きっとここにあるはずだ。
   部屋・パスポート・ファイルを 新たに しらみつぶしに 慎重に
[しらべまわる] 人ガ ものヲ
 ・誰かが私のことを調べ回っているらしい。婚約者の親戚だろうか。
 ・ネットを使えば、あちこち調べ回ることなしに膨大な情報が集められます。
      こそこそと こっそり いろいろと 人に聞いて


とりしらべる(取り調べる)  一(とりしらべない・とりしらべます・とりしらべて・とりしら
  べれば・とりしらべよう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △とりしらべたい    とりしらべておく  とりしらべようとする  とりしらべられる
  とりしらべさせる  とりしらべろ!
 △[すぐに/ゆっくり/きびしく/しつこく/ねちねちと/上手に]~。
  △[容疑者(ようぎしゃ)/暴力団員(ぼうりょくだんいん)/その男/関係者(かんけいしゃ)]を~。
  ・担当(たんとう)検事(けんじ)が被疑者(ひぎしゃ)を取り調べている。
 ・暴力団員を取り調べ、犯行(はんこう)を自供(じきょう)させた。
 ・関係者を呼んで、一人ずつ取り調べよう。
 ・警察で殺人事件の容疑者が取り調べられている。

<スル動詞>
[改札(かいさつ)する]  人ガ ものヲ
 ・改札しますので、切符のご用意をお願いします。
[吟味(ぎんみ)する]  人ガ ものヲ
 ・全体の構成はいいが、詳しく内容を吟味してみないと最終的な評価はできない。
 ・彼女のエッセイは言葉がよく吟味されていて、的確な表現が使われている。
[検閲(けんえつ)する]  人ガ ものヲ
 ・新聞の記事が規制に違反していないかどうか、検閲する。
 ・政治権力がメディアの伝える情報を検閲するということはあってはならないことだ。
[検査(けんさ)する]  人ガ ものヲ
  ・部品を検査するのが私の仕事です。
 [~の検査をする]
  ・血液の検査をしたほうがいい。
 〔人ガ 文か(どうか)(ヲ)〕
  ・悪いところがないかどうか(を)検査してみましょう。
[下調べ(したしらべ)する]  人ガ ものヲ
 ・明日の授業のためにテキストの単語を下調べしておいた。
 ・本番で困らないように、いろいろなことを下調べしに現地に行ってみた。
 [~の下調べをする]
  ・前の日に教科書本文の下調べをしておいたほうがいい。
[捜査(そうさ)する]  人ガ ものヲ
 ・警察の仕事として、犯罪を捜査することも大切だが、防止することがより重要だ。
 ・その事件は警察が全力で捜査したが、何も手がかりはつかめなかった。
 [~の捜査をする]
  ・未解決事件の捜査をしている人に話をうかがった。
[調査(ちょうさ)する]  人ガ ものヲ
  ・市が住民の健康状態を調査した。
 ・学者が地域の遺跡を調査している。
 [~の調査をする]
  ・現地で被害の調査をしたが、かなりひどい災害だったようだ。
 〔人ガ 文か(どうか)(ヲ)〕
 ・国が不登校児童が増えていないかどうかを調査する。
 ・この50年間に敬語の使い方がどう変わったか(を)調査してみたい。
[点検(てんけん)する]  人ガ ものヲ
 ・商品を点検して、不良品をはじき出す。
 ・機体を念入りに点検したところ、整備不十分な個所があった。
 [~の点検をする]
  ・父はのんびりと部品の点検をしていた。


はかる(計る・量る・測る) 五(はからない・はかります・はかって・はかれば・はかろう)
[1]〔人ガ ものデ ものヲ〕
 △はかってみる  はかっておく  はかってある  はかってほしい  はからせる
  はかる必要がある  はからねばならない  はかったほうがいい  はかろうとする
 △[くわしく/こまかく/正確(せいかく)に/慎重(しんちょう)に/きっちり/ていねいに]~。
  [くりかえし/何度も/毎日/ときどき]~。
  [一定(いってい)の条件(じょうけん)/同一(どういつ)の方法(ほうほう)]で~。
 △[深さ/長さ/重さ/高さ/ねつ]を~。[カードの大きさ/体重(たいじゅう)/角度(かくど)
   /距離(きょり)/温度(おんど)/圧力(あつりょく)/水深(すいしん)/面積(めんせき)/血圧
   (けつあつ)/ph(ペーハー)]を~。
 ・さむけがするので、熱(ねつ)を測ってもらったら、39度もあった。
 ・つくえの幅(はば)を測りたいので、巻尺(まきじゃく)をかしてください。
 ・ものさしで紙(かみ)の大きさを測ってみましょう。
 ・わたしは風呂(ふろ)から出たあとヘルスメーターで体重(たいじゅう)を測ることにしています。
 ・三角形(さんかくけい)の頂点(ちょうてん)の角度(かくど)を分度器(ぶんどき)で測ってみましょ
  う。
 ・これから100メートルのタイムをストップ・ウオッチで測ります。
 ・ズボンを買いたいと思って腰(こし)まわり(=ウエスト)を測らせた。
 ・お米(こめ)を400cc量って電気釜(でんきがま)に入れた。
[2]〔人ガ 文(ヲ)〕
 ・家から学校まで車でどのぐらいかかるか(を)計ってみたら、1時間半もかかった。やはり電車の
  方がはやい。
 ・あたなとわたしとどちらがボールをなげるのがはやいか、測ってくらべてみましょう。
 ・この手紙(てがみ)が25グラム以下(いか)かどうか量ってください。

<スル動詞>
[計測(けいそく)する]  人ガ ものヲ
  ・今日は皆さんの体力を計測します。ではまず握力からお願いします。
 ・海底の深さは、音波を使って計測していた。
 ・天体との距離をレーザーで計測できるようになった。
[計量(けいりょう)する]  人ガ ものヲ
  ・ボクサーは試合の前に体重を計量しなければならない。
 ・あらかじめ計量してある材料を、順に混ぜ合わせます。


かぞえる(数える) 一(かぞえない・かぞえます・かぞえて・かぞえれば・かぞえよう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △かぞえてみる  かぞえておく  かぞえてもらう  かぞえなければならない
  かぞえさせる  かぞえられる  かぞうえようとする  かぞえろ!   
 △[一つ一つ/だいたい/おおざっぱに/細かく/ていねいに/慎重(しんちょう)に]~。
 △[年/いす/お金/学生/人数(にんずう)/紙(かみ)/休日]を~。
 ・この紙を数えてください。
 ・何度数えても、学生からあつめたお金が足りない。
 ・ちょっと数えてみたら、わたしはもう学校を13日も休んでいる。
 ・学生たちはのこる日数(ひかず)を数えて夏休みをまっている。
 ・銀行(ぎんこう)の人はおさつを数えるのがじょうずだ。
 ・小さい物も数えればこのあたりには一万以上(いじょう)の池(いけ)があると言われている。
[2]〔人ガ ものカラ ものマデ〕
 ・駅(えき)の前の道を行って、本屋のところを左にまがって、かどから数えて二番目が私の家です。
 ・そのころのわたしの財産(ざいさん)と言えば、本からパンツまで数えてみても、20もありませ
  んでした。

[3]〔人ガ 文カ (ものヲ)〕
 ・これがお返しする百万円です。たしかにあるかどうか、もう一度数えてください。
 ・学生がみんないるかどうか、数えてみてください。
 ・このかべには9999人の人物の絵(え)がかかれているという話しですが、ほんとうにあるかどう
  か、数えた人はいるのですか。
[4]〔人・ものガ ものニ〕
 △[第一に/長所(ちょうしょ)]に~。
 ・この市はわが国で第二位に数えられる大都市です。
 ・かれはとりの研究では世界で五本の指(ゆび)に数えられている。
 ・この景色(けしき)は日本の三つのきれいな景色の一つに数えられている。
 ・親切なことも山田さんの長所の一つに数えていいでしょう。

<複合動詞:かぞえ->
[かぞえあげる] 人ガ ものヲ
 ・この計画の問題点を数え上げるときりがない。
 ・両チームの違いを数え上げればいろいろあるが、まず、とる戦術の違いがある。
   癖・違い・名前・代表校・裏切り・戦いの数々を
[かぞえたてる] 人ガ ものヲ
 ・そんなに人のまちがいをいちいち数え立てないでください。
 ・人の欠点を数えたてるようなことはせず、長所をほめてやるのが上司のつとめだ。
 ・地獄の大王の前で、生前の悪事を一つ一つ数えたてられて、さすがに後悔した。
   悪事・項目・苦しみ・楽しいと思うことがらを 一つ一つ 際限なく
[かぞえつくす] 人ガ ものヲ
 ・自然数は無限に続くので、数えつくすことはできない。
 ・この本の間違いは、とても数え尽くせないほど多い。
[かぞえなおす] 人ガ ものヲ
 ・財布のお金を数えなおしてみたが、どうも一万円足りないような気がする。
 ・間違ってはいけないと、人数を何度も数えなおしてみたが、大丈夫なようだ。
      お釣り・数・小銭を 再度 もう一度


ためす(試す) 五(ためさない・ためします・ためして・ためせば・ためそう) 
[1]〔人ガ 人・ものヲ〕
 △ためしたい  ためしてほしい  ためしてみる  ためしてはいけない  
  ためさなければならない  ためそうとする  ためされる  ためしてみたら?
 △[ちょっとだけ/一度/何度も/くりかえし/慎重(しんちょう)に]~。
 △[ちから/能力(のうりょく)/力量(りきりょう)/真価(しんか)]を~。
  [固(かた)さ/強度(きょうど)/スピード/はきやすさ/使いやすさ]を~。 
 ・このスパイスを入れると料理がとてもおいしくなるから、一度試してみるといいですよ。
 ・いろいろ試してみたが、P社のボールペンがわたしにはいちばん使いやすい。
 ・ナイフの切れ味(きれあじ)を試すために木のえだを切ってみた。
 ・ロープの強さを試すためにひっぱったら、切れてしまった。
 ・彼の能力を試そうと思ってこの問題をやらせてみたが、みごとにできていた。
 ・この仕事(しごと)をうまくできるかどうかで、あなたの腕前(うでまえ)が試される。
 ・お前は、その程度(ていど)の腕(うで)で、俺(おれ)を試そうというのか?
[2]〔人ガ 文か(どうか)(ヲ)〕
 ・ここから東京駅まで歩いて行ったら何分かかるか、試してみたい。
 ・テストというものは、先生の教え方がよかったかどうか(を)試すためのものです。
 ・コンピューターのプログラムにまちがいがないかどうか、試してください。
 ・このやり方でうまくいくのか、いかないのか、試してみないとわからない。

<スル動詞>
[試験(しけん)する]  人ガ 人・ものヲ
  ・新製品を試験する。
 ・学生の漢字力を試験する。
 [~の試験をする]
  ・では、数学の試験をします。
 〔人ガ 文か(どうか)(ヲ)〕
 ・製品の強度が充分かどうか(を)試験しておく必要がある。
[試行錯誤(しこうさくご)する]  人ガ
 ・試行錯誤することで、問題解決への道を探っていけばよい。
 ・いろいろと試行錯誤しないと、問題点が見えてこない。
[テストする]  人ガ ものヲ
  ・この部品の耐熱性・強度・性能をよくテストしてください。
 〔人ガ 文か(どうか)(ヲ)〕
 ・部品が熱に耐えられるかどうか、何度もテストした。
 ・開発中の新車がいったい何キロまで出せるのか、一度テストしてみたい。
 [~のテストをする]
  ・大学生の計算力のテストをした。ひどい結果だった。


こころみる(試みる)  一(こころみない・こころみます・こころみて・こころみれば・こころみよう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △こころみたい  こころみてみる  こころみてはいけない  こころみるべきだ
  こころみようとおもう  こころみさせる  こころみろ!  こころみるな!
 △[一度だけ/何度も/くりかえし/ときどき/すぐに/やっと]~。
  △[実験(じっけん)/接触(せっしょく)/説得(せっとく)/抵抗(ていこう)/脱出(だっしゅつ)/
   安定化(あんていか)/近代化(きんだいか)/無力化(むりょくか)]を~。
 ・新興国(しんこうこく)は産業の近代化を試みている。
  ・警察(けいさつ)は犯人(はんにん)との接触を何度も試みたが、犯人は応じなかった。
 ・動物園のチンパンジーがオリからの脱出を試み、見事(みごと)に成功した。
 ・プロジェクトチームは、新(あら)たな実験を試みようとした。
〔文ヲ〕
 ・はじめは人の力で持ち上げることを試みたが、とうていむりだとわかった。
[2]〔人ガ 文ト〕
 ・子どもたちが自分で夕食を作ろうと試みた。
 ・市は地域の開発に市民団体の力を生かそうと試みている。

たしかめる(確かめる)一(たしかめない・たしかめます・たしかめて・たしかめれば・たし
    かめよう) 
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △たしかめたい  たしかめてみる  たしかめておく  たしかめてある  たしかめよう
  たしかめたほうがいい  たしかめなければならない  たしかめるべきだ  
 △[しっかり/もういちど/なんども/おちついて/ゆっくり/確実(かくじつ)に]~。
 △[天気/事実(じじつ)/列車(れっしゃ)の時間/番号(ばんごう)/答え]を~。
 ・うわさの真偽(しんぎ)を確かめるために新聞を買ってきた。
 ・電話をかける時は、まちがった番号を回さないように、まず、あいての番号を確かめること。
 ・出かける前にガスの元栓(もとせん)はしっかり確かめました。
 ・内容(ないよう)をもう一度確かめておきたかったのだが、ネットの記事はもう消されていて、確
  かめられなかった。
 ・銀行(ぎんこう)では新しい人をやとう時は、身元(みもと)を確かめるそうだ。
 ・友だちと二人でテストの答えを確かめ合った。
[2]〔人ガ 人ニ ものヲ〕
 △[会う場所/集合(しゅうごう)の時間/住所(じゅうしょ)/電話番号(でんわばんごう)]を~。
  [相手(あいて)の名前/身元(みもと)/本心(ほんしん)/決意(けつい)/気持ち]を~。
 ・記憶(きおく)があいまいだったので、友だちに電話をして集合時間を確かめた。
 ・忘れているかもしれないから、念(ねん)のため、もう一度みんなに集(あつ)まる時間と場所を確
  かめておいた方がいいですよ。 
 ・スキー場に電話をして雪(ゆき)の量(りょう)を確かめてください。
 ・もう一度、あなたの気持ちを確かめておきたいので、会ってくれませんか。
 ・私のかわりに彼女に結婚(けっこん)の意志(いし)を確かめて来てくれませんか。私が行って確か
  められればいいんですが、ちょっと、そのう...
[3]〔人ガ (人ニ) 文か(どうか)(ヲ)〕
 ・家を出るとき、カギが閉まっているかどうか、よく確かめます。
 ・列車が何時に着くか駅員(えきいん)に確かめた。
 ・予定通り(よていどおり)に集まれるかどうか、みんなに確かめておこう。
 ・この学生に、ほんとうにうちの会社に就職(しゅうしょく)する気があるのかどうか(を)確かめて
  くれませんか。
 ・ホテルにとまる時は、部屋(へや)に入る前に、非常口(ひじょうぐち)がどこにあるか確かめてお
  いたほうがいいです。
 ・今、新聞社に電話して、ここに名が出ているのが本当に父かどうか確かめているところです。
 ・問題(もんだい)をとき終わったら、計算(けいさん)がまちがっていないか、答えを書く所はまち
  がっていないか、よく確かめなさい。


かくにんする(確認する)  サ変(しない・します・して・すれば・しよう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △確認したい  確認しておく  確認しないといけない  確認しようとする  確認しろ!
 △[もう一度/何度でも/じっくり/慎重(しんちょう)に/細(こま)かく/一つ一つ]~。
  △[相手(あいて)/名前/日時(にちじ)/条件(じょうけん)/金額(きんがく)]を~。
 ・旅館(りょかん)に着いたら、まず非常口(ひじょうぐち)の場所を確認してください。
 ・契約(けいやく)の条件をよく確認してからサインしたほうがいい。
〔人ガ 文ヲ/文か(どうか)(ヲ)〕
 ・メンバーがそろっていることを確認してから作業を始めた。
 ・金額があっているかどうか(を)確認してください。 
[2]〔人ガ 人ニ ものヲ〕
 ・会議の時間と場所を事務に確認した。 
 [~の確認をする]
  ・電話をして日時と場所の確認をした。 


[5]探す・見つかる

◇さがす
  「探す・捜す」は、欲しいもの、必要なもの・人を見つけようとして、あちこちを調べること。ヲ
格として、その対象のものまたは動作をする場所をとる。
    人ガ もの・所ヲ さがす
       書類・結婚相手を 探す   部屋の中・台所を 捜す
・複合動詞
 「探し当てる」「探し出す」は、あちこちを探して、目的のものを見つけること。
      宝物・目的の家を 探し当てる   鍵・証拠品を 捜し出す
 「探し回る」は、あるものを手に入れようとしてあちこちを探すこと。
 「探し求める」は、あるものを求めてどこまでも探すこと。
       近所・部屋の中・部品を 探し回る   よい作品・真理を 探し求める
◇さぐる
  「探る」は、見えない所を手などで触りながら何かを探すこと。探す場所をヲ格にとる。
 ひゆ的に、よくわからない事情を調べたり、推測したりして知ろうとすること。知ろうとする対象
をヲ格にとる。
   人ガ もの・所ヲ さぐる
    ポケット・穴の中を 探る   相手の作戦・発言の意図を 探る
・複合動詞
 「探り合う」は、お互いに相手のことを探ること。
 「探り当てる」「探り出す」は、探った結果、目的のものを見つけること。
 「探り回る」は、あちこちを探ること。
・スル動詞
 「さがす/さぐる」と類義のスル動詞がいくつかある。
 「捜索する」は、人の行方や隠してあるものを捜すこと。
 「探求/探究する」は、あるものを得ようと探し求めること。物事の真の姿を明らかにしようとす
  ること。
 「探検する」は、危険を冒して、未知の地域に踏み込み、実地に調べること。
 「模索する」は、どうするのがいいか、いろいろやってみながら、方法を探ること。
 「手探りする」は、手で探ってみること。ひゆ的に、たしかな見通しがないまま、物事を進めてい
  くこと。
 「スパイする」は、(相手の所に潜入して)相手の情報を探り出すこと。
◇みつかる
  「見つかる」は、探していたものがどこにあるかわかり、それを目で確認できること。
   ものガ みつかる
      新しいすい星が見つかる    迷子がおもちゃ売り場で見つかる
 人の隠したい行動・ものが他の人に知られることを表す。他の人をニ格で示す。
   ものガ 人ニ みつかる
    使い込みが課長に見つかった
 このガ格の名詞をヲ格にする文型も使われる。
   人ガ ものヲ 人ニ みつかる
    彼は使い込みを課長に見つかった
 文相当の内容を「の」で受ける。
   文ガ みつかる
        子どもが井戸の底で泣いているのが見つかった
 文相当の内容を「の」または「ところ」で受け、主体が隠したい行動を人に見られることを表す。
「ヲ」が使われる。 
   人ガ 文ヲ 人ニ みつかる
    金を盗もうとしたの/ところを 人に見つかる
◇みつける
  「みつける」は、「みつかる」に対応する他動詞で、探していたものがどこにあるかわかり、それ
を目で確認すること。その存在する場所をニ格で示す。
   人ガ ものヲ (所ニ) みつける
    島で宝物を見つける  報告書に間違いを見つける
 文相当の内容を「の」または「ところ」で受ける。「ところ」は、動きのある場面で、その動きの
中のある一点で見つけることを示す。 
   人ガ 文ヲ みつける
    帽子が木に引っかかっているのを見つける  子どもが逃げるところを見つける 
・複合動詞「見つけ出す」は、時間をかけ、苦労して見つけること。
・スル動詞「発見する」は、今まで知られていない物事を初めて見出すこと。
・複合動詞
  「見つかる・見つける」に近い意味を表す複合動詞が多い。手段としての「見る」「かぐ」や「掘
る」を要素とする複合動詞が特徴的である。
 「見あたる」は、探していたものが見つかること。否定の形でよく使われる。
 「突き止める」は、徹底的に調べて、不明な点などを明らかにすること。
 「洗い出す」は、隠れている事柄を調べて明らかにすること。  
 「見出す」は、隠れていたもの、特に価値のあるものを見つけて生かそうとすること。
 「かぎ出す」は、鼻でかいで隠れていたものを見つけ出す。ひゆ的に、秘密などを探り出すこと。
 「かぎ当てる」は、ものの臭いをかいで、そのあり場所や中味を充てること。ひゆ的に、秘密など
  を探り出すこと。
 「かぎつける」は、臭いのあとを追って、ものを見つけ出すこと。ひゆ的に、小さな手がかりから
  隠された物事に気づくこと。
 「かぎ取る」は、臭いを感じ、何の臭いかわかること。ひゆ的に、秘密などの存在を知ること。
 「掘り当てる」は、掘って、探していたものを見つけること。ひゆ的に、見つけにくいものを(苦
  労の末)見つけること。
 「掘り起こす」は、地面を掘って中のものを外に出すこと。ひゆ的に、隠れていた有用なものを探
  し出すこと。
 「掘り出す」掘って、中にあるものを出すこと。ひゆ的に、他のものの中に隠れていた価値のある
  ものを探し出すこと。 
 「割り出す」は、費用や品物の単価などを計算して出すこと。情報を分析し、(論理的に)結論を出
  すこと。


さがす(捜す・探す)五(さがさない・さがします・さがして・さがせば・さがそう)
[1]〔人ガ (所デ) ものヲ〕
 △さがしたい  さがしてほしい  さがしてみる  さがしておく  さがしてある 
  さがさなければならない  さがそうとする  さがさせる  さがされる  さがさせられる
  さがせ!  さがすな! 
 △[ゆっくり/あわてて/こまかく/くわしく/ていねいに/慎重(しんちょう)に]~。
 △[落とし物/わすれ物/なくした物/さいふ/迷子(まいご)/仕事(しごと)/アルバイト]を~。
  [本/書類(しょるい)/アパート/ホテル/交番(こうばん)/まちがい/欠点(けってん)]を~。
 ・東京で安いアパートを探すのはむずかしい。
 ・デパートでティッシュペーパーを探したことがあるが、見つけるのにけっこう時間がかかった。
 ・A:国から両親(りょうしん)がくるので安いホテルを探していますが、なかなか見つかりません。
  B:ホテルなら電話帳(でんわちょう)で探すといいですよ。
 ・うちで子猫(こねこ)が生まれたので、もらってくれる人をさがしています。
 ・弟(おとうと)は来年大学を出るので、いま職(しょく)を探している。
 ・警察(けいさつ)で(=警察が)お金の落し主(ぬし)を探しています。
 ・ひとのあら(=欠点)を探すのはよくない。
[2]〔人ガ 所ヲ〕
 ・台所(だいどころ)を探したって(=探しても)お金はないよ。
 ・部屋(へや)の中をあちこち探したが、とうとうさいふは出てこなかった。
[3]〔人ガ 所ニ ものヲ〕
 ・大学に受かったので、大学の近くにアパートを探しています。

<複合動詞:さがし->
[さがしあてる] 人ガ ものヲ 
 ・住所と地図を頼りに、やっとその家を探し当てた。
 ・警察は犯人の隠れ家をついに探し当てた。
   アパート・移転先・隠れ家・所在・住まい・船長・宝・番地・人・店・目的の家を
[さがしだす] 人ガ ものヲ ものカラ
 ・この人ごみの中から一人の人間を捜し出すなんて、無理にきまっていますよ。
 ・机やロッカーの中を引っかき回して、やっと金庫の鍵を探し出した。
   家・居所・鍵・原因・原稿・古文書・証拠品・就職先・真犯人・名前・場所・本・間違い・店・目撃者を
[さがしまわる] 人ガ ものヲ 
 ・森の中で子供とはぐれた母親は、必死になって子供を探し回った。
 ・ある本を古本屋で探し回って、とうとう見つけた。
   あたり・近所・校内・室内・古本屋・部屋中・森の中を あてもなく くまなく 
   材料・土地・墓・人のあら・店を   (探す場所と求める物と)
[さがしもとめる] 人ガ ものヲ
 ・出版社が若くして亡くなった作家の未発表の作品を探し求めている。
 ・永遠の恋人を捜し求めて旅を続ける王子の物語。
      男・女・口実・作品・職・真理・姿・話し相手・人・行方を 懸命に 真剣に  


さぐる(探る) 五(さぐらない・さぐります・さぐって・さぐれば・さぐろう) 
[1]〔人ガ 所ヲ〕
 △さぐってみる  さぐっておく  さぐってはいけない  さぐらなければならない
  さぐらせる  さぐられる
 △[よく/そっと/じっくり/しきりに/何度も/こそこそ/ごそごそ/ひそかに]~。
 △[ポケット/へやの中]を~。
 ・鍵(かぎ)はコートのポケットにあるというので、そこを探ってみたが、見つからなかった。
 ・その書類(しょるい)も箱(はこ)に入っているはずなので、箱の底(そこ)をもう一度探ってみると、
  たしかに中から出てきた。
[2]〔人ガ ものヲ〕
 △[様子(ようす)/相手(あいて)の方針(ほうしん)]を~。
 ・敵(てき)の様子をそっと探るのがスパイの仕事だ。
 ・ライバル会社のあの発表(はっぴょう)は、こちらの出方(でかた)を探るためのものだ。
 ・会社は、いま解決(かいけつ)の道を探っているところだという。

<複合動詞:さぐり->
[さぐりあう] 人ガ 人ト ものヲ 
 ・二人はお互いに相手の考えを探り合っていた。
 ・相手に与えたダメージがどのぐらいのものか、お互いに探り合っていた。
   機会・傷・力量を さりげなく お互いの腹を
[さぐりあてる] 人ガ ものヲ 
 ・宝物の隠し場所を探り当てた。
 ・彼女の正体を探り当てたつもりだったが、それもまた偽りの姿だった。
   女の家・考え・言葉・事実・正体・戸口・ページ・本当の仕事・道・理由を
[さぐりだす] 人ガ ものヲ 
 ・彼女がどこに住んでいるのか、長い間謎だったが、とうとう探り出した。
 ・歴史の中に隠されていた事実をとうとう探り出すことができた。
   過去・原因・事実・謎・秘密・金高・異分子・原型を それとなく
[さぐりまわる] 人ガ ものヲ
 ・家じゅうを探り回って、ついに屋根裏に隠されていた書類を発見した。
 ・人のプライバシーを探り回るいやな連中がたくさんいる。
      家のあちこち・業界・プライバシー・屋敷内を こっそり
<スル動詞>
[捜索(そうさく)する]  人ガ 所ヲ
 ・行方不明の探検隊のあとを追って森の中を捜索するうちに、キャンプの跡を発見した。
 ・容疑者の家をくまなく捜索したが、証拠となるものは何も出てこなかった。
 [~の捜索をする]
  ・一日中、付近一帯の捜索をした。
[探求・探究(たんきゅう)する]  人ガ ものヲ
 ・世界の構造を探求する科学者になりたい。
 ・真理を探究するために人生を捧げた。
 [~の探求をする] 
  ・宇宙の探求をしたいと思って天文学者になった。
[探検(たんけん)する]  人ガ ものヲ
 ・密林を探検して、古代の遺跡を発見するのが私の夢だ。
 ・人間の脳が、これからもっとも探検されるべき最後の秘境だ。
 [~の探検をする]
  ・人類が南極の探検をし始めたのはそんなに昔のことではない。      
[模索(もさく)する]  人ガ ものヲ
 ・両者は問題解決の道を模索しているが、利害が絡み合っていて難しい。
 ・長い間、よりよい方法を模索してきたが、やっと見つかったように思う。
[手探り(てさぐり)する]  人ガ 所ヲ
 ・停電で真っ暗になってしまったので、手探り(を)して懐中電灯を見つけだした。
 ・見覚えがあったので、記憶の中を手探りして、どこで見た物かを思い出した。
[スパイする]  人ガ ものヲ
 ・敵国の軍事技術をスパイする。
 ・ミサイル学者の研究をスパイしていた。
 [~のスパイをする]
  ・敵国の核兵器研究のスパイをする


みつかる(見つかる)五(みつからない・みつかります・みつかって・みつかれば) 
[1]〔もの・人ガ (所デ)〕
 △みつかりそうだ  みつかりたくない  みつかってしまう  みつかってほしい  
 △[ついに/とうとう/やっと/いつかは/結局(けっきょく)/さいごには]~。
  [とうとう/さいごまで/どうしても/いつまでも]みつからない
 △[おかね/たから/新しいほし]が~。
 ・さがしていた本がやっと見つかった。
 ・東京でぬすまれた宝石(ほうせき)が九州で見つかった。
 ・なくなったぼくのカメラがPくんの部屋で見つかった。
 ・大学は出たが、まだしごとが見つからない。
 ・きっぷが見つからない。たしか、ズボンのポケットに入れたはずだが。
 ・きょうの入学試験でカンニングが見つかった。
 ・この近くでさいきんウラニウムが見つかったそうだ。
 ・ひっこしたいと思っていたところ、良い部屋が見つかった。
 ・A:先週、道で三千万円も入ったかばんをひろったよ。
  B:すごいね。落し主(おとしぬし)はあらわれたの。
  A:それが、けいさつでさがしているんだけれど、まだ見つからないんだ。
 ・A:いくつか辞書(じしょ)をひいたのですが、このことばは見つかりませんでした。
  B:そうでしょう。私が教えたスペリングはまちがっていました。
 ・コンピュータのプログラムがうまく走らないので、しらべたらバグ(=まちがい)が見つかった。
〔文ガ〕
 ・犯人(はんにん)の車が40キロはなれた道のそばにのりすててあるのが見つかった。
 ・ぬすまれたと思われていたゆびわは、ネックレスといっしょに別のはこに入れられていたのが見
  つかった。
 ・オリからにげたヘビは、約2時間後に、ごみのポリバケツのかげにかくれているのが見つかった。
[2]〔(人ガ) ものガ/ヲ 人ニ〕
  ・課長は、会社の金の使い込みが部長に見つかったらしい。まあ、首だろうな。
  ・弟はいたずらが母親に見つかって、めちゃくちゃ叱られた。
  ・給料以外のちょっとした収入(しゅうにゅう)が妻に見つかって、服を買ってあげるはめになった。
[3]〔人ガ 文ヲ 人ニ〕
 ・パーティーの前にテーブルの料理をつまんでいるところを母に見つかってしまった。
 ・部屋を出るところをだれにも見つからずに病院からうまくぬけ出して、やきとり屋で一杯やった


[みあたる] ものガ
 ・きのうこのあたりに本をおいたのだが、どうも見あたらない。
 ・町内のお祭りに行ったが、知った顔は見あたらなかった。
 ・ドアの鍵が壊され、空き巣が入ったらしいのだが、荒らされた跡は見あたらない。
    ~ない 姿・理由・方法が 知っている顔・つけいる隙・適当な方法が
        荒らされた形跡・気持のはけ口・雪らしい雪が どこにも 皆目 影も形も


みつける(見つける)一(みつけない・みつけます・みつけて・みつければ・みつけよう)
[1]〔人ガ 所デ ものヲ〕
 △みつけたい  みつけられそうだ  みつけなくてはならない  
 △[やっと/ついに/とうとう/あきらめずに/がんばって/早く]~。
 △[本/へや/]を~。
 ・長い間さがしていた本をやっと見つけたよ。
 ・つくえの下で変な物を見つけた。
 ・カンニングを先生に見つけられた。
 ・大学に通うのにちょうどいい部屋を見つけた。
 ・なくなったコンタクトレンズを見つけてくれた人に千円あげます。
 ・ガンは早く見つければ治ることが多いそうです。
[2]〔人ガ 文ヲ〕
〔のヲ〕
 ・近くのアパートのへやのカーテンがもえているのを見つけた。
 ・お金がおちているのを見つけたら、まよわずにさっと拾(ひろ)うのがコツです。まわりをキョロ
  キョロ見たりするとかえって不自然(ふしぜん)になって拾えなくなります。
 ・けさ落としたマフラーが木のえだにかけてあるのを帰りに見つけた。親切な人がひろってかけて
  くれたのだろう。
〔ところヲ〕
 ・空き巣(あきす)がちょうど裏口(うらぐち)から出るところを見つけて、「どろぼう!」と大声で
  さけんだ。 
 ・つまみ食いをしているところを母に見つけられてしまった。

<複合動詞:みつけ->
[みつけだす] 人ガ ものヲ ものカラ
 ・この大勢の人の中から、一人を見つけだすのは大変だ。
 ・山のような資料の中から、探していた資料をとうとう見つけ出した。
 ・あの人は、ほかの人のまちがいを見つけ出しては、よろこんでいる。
   隠れ場所・車・下手人・原因・答え・写真・証拠・職場・姿・席・手落ち
   犯人・方法・口実・わずかな違い・裏切り者・機会・共通点を 偶然に いち早く
<複合動詞:その他>
[あらいだす] 人ガ ものヲ
 ・隠されていた事実をすっかり洗い出すことがまず必要だ。
 ・調査によって洗い出された問題点を一つ一つ解決していこう。
   事実・データを 関係者・腐敗を むだ・問題点を 要素 根こそぎ すっかり
[かぎあてる] 人・ものガ もの・文ヲ
 ・訓練された犬が被災者の居所を嗅ぎ当てた。
 ・かれはけむりの匂いでタバコの名を嗅ぎ当てることができるそうだ。
 ・雑誌の記者に会社の経営がうまくいっていないのを嗅ぎ当てられてしまった。
   覚醒剤・かすかな匂い・同類・秘密を
[かぎだす] 人・ものガ ものヲ
 ・あの人は人の家のひみつをいろいろ嗅ぎ出してきては人に言ってまわる。こまった人だ。
 ・探偵はその旧家の隠された秘密をかぎ出した。
   兆し・秘事・秘密・行方・来意を
[かぎつける] 人・ものガ ものヲ
 ・捜索犬が生き埋めになっている人の匂いをかぎつけたらしい。
 ・あの男は、人の秘密を嗅ぎつけて、その人をおどして金を取っているらしい。
   異常・嘘・隠れ家・関係・計画・事件・女性関係・体臭・匂い・秘密を
[かぎとる] 人・ものガ ものヲ
 ・空港の税関の犬は、かすかな麻薬のにおいを嗅ぎ取ることができる。
 ・刑事は、二人の話にうそがあることを嗅ぎ取った。
   香り・気持ち・気配・体臭・犯罪の匂い・優越感・微妙な亀裂を敏感に
[つきとめる] 人ガ ものヲ  
・田中博士は、とうとうその病気の原因を突き止めた。
・警察は犯人のいる所を突き止めたらしい。
   アジト・アパート・家・隠れ家・正体・真犯人・つながり・謎・事の真相・問題・行方・
   ルートを 背後にいる人間を  徐々に ようやく 
[ほりあてる] 人ガ ものヲ 
 ・調査に3年もかかったが、とうとう油田を掘り当てた。
 ・読みにくい歴史文書を読み進めるうちに、意外な新事実を掘り当てた。
   鉱脈・水脈・石油・小判の壺・貝を 
[ほりおこす] 人ガ ものヲ 
 ・種をまくために畑(の土)を掘り起こした。
 ・各地方に埋もれている民謡や民話を掘り起こして、人々に知らせることは大切なことです。
 ・あの戦争についての、埋もれた史料や真実を掘り起こすのが私の目的です。
   畑・土・根・切り株・古文書・史実・需要・可能性・真実の姿・問題・票・可能性を
[ほりだす] 人ガ (ものカラ) ものヲ 
 ・村人たちが、土砂崩れで埋もれた家を掘り出している。
 ・あの社長は埋もれた人材を掘り出すのがうまい。
 ・土の中から古い時代の土器が掘り出された。
   芋・黄金・死体・石棺・埴輪・骨・真実・埋もれていたもの 根気よく
[みいだす] 人ガ 人・ものヲ 
 ・わたしはあの方に見いだされて画家として世に出ることができた。
 ・生きる目的を見いだせなくて(=見つけられなくて)、まよっているわかものが多い。
 ・やっとこの問題の解決の糸口を見いだしました。
   安住の地・生きがい・一致点・意味・因果関係・解決策・価値・可能性・関連・共通点・才能
   ・接点・楽しみ・短所・チャンス・つながり・手だて・慰め・余地を
[わりだす] 人ガ ものヲ ものカラ
 ・残された証拠から犯人を割り出すことができるだろうか。
 ・実験のデータから、事故の原因を割り出してほしい。
      原因・購入者・収入・犯人・身元・容疑者・局名・貸出先を

<スル動詞>
[発見(はっけん)する]  人ガ ものヲ
  ・キュリー夫妻が放射線を発見した。
 ・新しい惑星が発見された。
 ・今回のことで、彼女の新しい面を発見させられた。
 [~の発見をする]
  ・小さな事でも、新事実の発見をするというのはうれしいことだ。

[6]比べる

◇くらべる
  「比べる」は、二つ以上のものについて、同じ点や違う点、勝った所、劣った所などを調べること。
対象のヲ格と、比較の対象となるト格またはニ格をとる。ニ格は比較の基準になる意味合いがある。
   人ガ 人・ものヲ 人・ものト/ニ くらべる
    日本を外国と比べる   弟を兄に比べる
 対象が複数であれば、ト格・ニ格はなくてもよい。
    いろいろな果物を(互いに)比べる  兄弟を比べる
 対象 となるものを「は」で取り立てて主題とし、「AはBト/ニ 比べて/比べると/比べれば
/比べたら」とする表現の形がある。
    父は、母と比べると口数が少ない    スーパーはコンビニに比べて品数が多い
 名詞節を受けることもできる。
   人ガ 文ト 文ヲ くらべる
    坂道を上るのと下るのを比べてみる
 上の例のト格・ニ格は、比較の対象であるヲ格と同質のものであるが、主体の部分を対象となる人
やものの部分と比べる文型もある。
   人ガ 人ト ものヲ くらべる
    妹が姉と成績を比べる(自分の成績と姉の成績を)
・複合動詞
 「引き比べる」は、基準となるものに比べてみること。
 「見比べる」は、二つ(以上)のものを見て比べる。
 「読み比べる」は、読んで比べてみること。
 「照らし合わせる」は、何か違う所がないか、二つ以上のものを比べてみること。
・スル動詞
  「比較する」は、「比べる」に対応する漢語動詞。より社会的・学術的な事柄に関して使われる。
 「対照する」は、二つの(違う)ものを比べて、その相違を調べること。
 「対比する」は、二つの(違う)ものを比べて、その相違をはっきりさせること。


くらべる(比べる)一(くらべない・くらべます・くらべて・くらべれば・くらべよう)
[1]〔人ガ もの・人ヲ〕
 △くらべがちだ  くらべにくい  くらべてみる  くらべてしまう  くらべたほうがいい
  くらべられる  くらべよう  くらべてみろ  くらべるな
 △[よく見て/正確に/おおざっぱに]~。
 △[味/色/大きさ/広さ/重さ/力(ちから)/学力/生産高(せいさんだか]を~。
  ・くだものの味をいろいろ比べてみた。
  ・小学生が世界の国の広さと人口を比べて表(ひょう)にした。
 ・各県(かくけん)の雨量(うりょう)を比べてみると、面白いことがわかった。
 ・学生の体力(たいりょく)を比べるために、いろいろなテストをした。
 ・親は、子供たちを比べて、あれこれ言ってはいけない。
[2]〔人ガ もの・人ヲ もの・人ト/ニ〕 
 ・よくないことだと思っても、つい自分の成績(せいせき)を姉の成績と比べてしまう。
 ・京都とパリを比べると、いろいろ似(に)たところがある。
 ・母が家計(かけい)の支出(ししゅつ)と収入(しゅうにゅう)を比べては、ためいきをついている。
 ・ボールペンとえんぴつの使いやすさを比べてみた。
 ・日本の大学はアメリカの大学に比べると、卒業がかんたんだと言われる。
 ・今年の夏は、去年(の夏)に比べると、雨が多いようだ。
〔文ト 文ヲ〕
 ・そこまでバスで行くのと、自転車で行くのを比べてみよう。どちらがいいか。
 ・意地(いじ)を通して戦争(せんそう)をするのと、妥協(だきょう)してでも平和(へいわ)的解決(か
  いけつ)を探(さぐ)るのと、比べてみれば、どちらをとるべきだったか明らかではないだろうか。
 ・お金をはらって家政婦(かせいふ)に来てもらうのと、結婚して女房(にょうぼう)にがみがみ言わ
  れるのを比べてみたら、どちらが良いかははっきりしている。
[3]〔人ガ 人ト ものヲ〕 
 ・友だちと服(ふく)のセンスを比べてみました。うーん、ちょっと彼女のほうがいいかな。
 ・姉と成績を比べたら、数学は負けたが、国語は勝った。
  ・日本人はすぐに外国といろいろな数字を比べたがる。劣等感(れっとうかん)の表れだろうか。

<複合動詞:-くらべる>
[ひきくらべる] 人ガ 人・ものヲ 人・ものト/ニ
 ・自分の文章は、うまい人の文章と引き比べると、いかにももたもたしているのがわかる。
 ・我が身に引き比べ、この本の著者はなんて努力家なんだろう。
      俳優・文章を 我が身に 自分と相手の環境を 自分の運命に
[みくらべる] 人ガ ものヲ ものト
 ・八百屋で野菜を見比べて、新鮮なものを買う。
 ・これをあれと見くらべてみると、あちらの方がずっと良いようだ。
      親子・夫妻・二人・両方・二つの表・年表を 交互に 慎重に 母親と娘を
[よみくらべる] 人ガ ものヲ ものト
 ・違う新聞の同じ事件に関する記事を読み比べると、いろいろ違いがわかる。
 ・私の新訳を昔の人の訳と読み比べてみてください。作品の印象がぜんぜん違うでしょう?
      記事・作品・詩・文章・翻訳・二つを

<複合動詞:その他>
[てらしあわせる] 人ガ ものヲ ものト
 ・彼の伝記とこの資料と照らし合わせてみると、その時代の状況が浮かび上がってくる。
 ・我々は数字を一つ一つ照らし合わせて、間違いがないか調べた。
      行動を 生活体験に 過去の発言と 事実と 原文と訳文を
      結果・情報・地図・データ・状況・内容・表・自分・と/を

<スル動詞>
[比較(ひかく)する]  人ガ ものヲ ものト
  ・宗教の問題について、日本をアメリカと比較するのはムリだ。
 ・十年前と比較すると、町がずいぶん明るくなった。
 [~の比較をする]
  ・中国と日本の文学の比較をしてみよう。
[対照(たいしょう)する]  人ガ ものヲ ものト
 ・翻訳を原文と対照して、細かいところをチェックしてほしい。
 ・ふたつの言語を対照し、その特徴を分析します。
[対比(たいひ)する]  人ガ ものヲ ものト
 ・日本語の特徴は、英語などのヨーロッパの言語と対比して論じるより、アジアの言語と対比して
  論じるべきだ。
  ・西洋と東洋を対比して、文化を論じることが多い。
 [~の対比をする]
  ・ひらがなとカタカナの形の対比をしてみた。


[7]選ぶ・迷う・決める・定める・限る

◇えらぶ
 「選ぶ」は、いくつかの中から、ある条件や好みに合うものを決めること。
   人ガ 人・ものヲ (人・ものカラ) えらぶ
       品物を選ぶ  この中から相手を選ぶ
 選んだ結果としてなるものをニ格で示す。「~として」で示すこともある。
   人ガ 人・ものヲ (人・ものカラ) ものニ えらぶ
    (委員の中から)彼女を委員長に選んだ    贈り物として果物を選ぶ
・複合動詞
 「選び出す」は、多くの中から目的や条件に合うものを取り出すこと。
 「選び取る」は、条件に合うものを選んで(自分のものとして)とること。
・スル動詞
 「採択する」は、ある意見・案などをよいものとして選び取ること。
 「選挙する」は、組織や団体で、ある役になる人を投票などで選び出すこと。
 「選考する」は、多くの中から適当なものを調べて選び出すこと。
 「選出する」は、話し合いや選挙などで代表者などを選び出すこと。
 「選択する」は、いくつかの中から適当なものを選ぶこと。
 「抽選する」は、くじ引きによって、多くの中から取り出すこと。
◇選る(える・よる)
 「える」「よる」は漢字表記では同じであり、意味も同じで、「選ぶ」ことを表す。単独ではあま
り使われず、複合動詞「-すぐる/ぬく/わける」などが使われる。
◇まよう
  「迷う」は、どうすべきか、どれを選ぶか、などを決めることができないこと。道がわからなくな
ること。ひゆ的に、悪いことに気をとられて正しく行動できなくなることを表す用法があるが、これ
は書きことば。
   人ガ ものニ まよう
    判断・選択・道に 迷う   煩悩・欲に 迷う
 疑問節を受け、決められないことを表す。引用の「と」を受けることもある。
   人ガ 文か(どうか) まよう
    どれにしたらいいか迷う  行くべきかどうか迷う
   人ガ 文かト まよう
    どれにしようかと迷う
・複合動詞
 「迷い込む」は、まちがってあるところに入ってしまうこと。
 「迷い出る」は、まちがって、出るべきでないところに出てしまうこと。
 「思い惑う」は、あれこれ思ってどうしていいかわからなくなること。
 「踏み迷う」は、道に迷うこと。「悪の道に~」は、ひゆ的に悪いことをするようになること。
◇とまどう
  「戸惑う」は、その状況にどう対処していいかわからず、困ること。ニ格をとる。疑問節または引
用節をとる。
      人ガ ものニ/文か(ト) とまどう
    突然の事態にとまどう
    どう返事したらいいか(と)、とまどってしまった
◇きまる
  「決まる」は、どうなるかわからなかったことが、一つの結果に落ち着くこと。 
   ものガ きまる
       旅行の日程が決まる  優勝が決まった瞬間  大会の中止が決まる
  決まった結果を表すニ格をとる。「ト決まる」は、やや硬い表現。
   ものガ ものニ/ト きまる
    出発が明日に決まる  代表は彼女に決まる  大会は中止と決まった
 名詞節を受ける。疑問節を受ける。引用の「ト」で受ける文型もある。
   文ガ/ニ/ト きまる
    会議を開くことが決まった   彼が行くことに決まった
    やるかどうか(が)決まるだろう  何時に始めるか決まりましたか
    延長戦はせず、引き分けとする、と決まった
 「ニ/ト 決まっている」の形で、いつもそうなる、という意味を表す。
    どうせ負けるに決まっている  
    正しい者が勝つと決まっているわけではない 
 慣用的な表現で、「決まっている」が服装や行動がほれぼれするほど格好良いことを表す。
  複合動詞「決まり切る」は、当たり前で誰もが知っていること。「-テイル」の形で使われ、名詞
修飾は「-た」の形になる。
    結果は決まり切っている  決まりきった話 
・スル動詞
 「確定する」は、あいまいなところがなく、しっかりと決まること。他動詞にも使われる。
 「決定する」は、何かがはっきりと決まること。名詞節をとれる。他動詞にも使われる。
    試合の中止が決定した  試合を中止することが決定した
 「妥結する」は、意見の対立している両者が、交渉をまとめ、約束をとりかわすこと。 
◇きめる
 「決める」は「決まる」に対応する他動詞で、何をするか、どれを選ぶかなどで、一つの結論を出
すこと。決めた結果を表すニ格をとる。「ト決める」は、やや硬い表現。
     人ガ ものヲ ものニ きめる
       議長を田中氏に決める  名前をポチに決める  
 文相当の内容を受ける。疑問文の形を受ける。ヲは決める内容、ニは決めた結果だが、どちらも使
える場合がある。引用の「ト」で受ける文型では、意志形も受ける。
   人ガ 文ニ きめる
    制限をすることを/に 決める  開始時間を遅らすことを/に 決める
   人ガ 文か(どうか)(ヲ)
       いつ始めるか(を)決める   やめるかどうか(を)決めるべきだ 
   人ガ 文ト きめる
       タバコは二度と吸わないと決めた  ゲームをだらだらやるのはもうやめようと決めた
・複合動詞
  「決めかねる」は、決めようとして、決めることができないこと。
 「決め込む」は、実際とは関係なく、そう自分で決めてしまうこと。また、回りの事情を無視して、
  自分に都合のよい行動をとること。
 「決めつける」は、相手にいいわけを許さず、断定的な言い方をすること。
  「取り決める」は、相手と話し合って決めること。約束すること。
 「踏み切る」は、(困難を承知で)思い切ってあることをしようすること。
 「思い切る」は、「思い切って」の形で、うまくいくかどうかわからないが、やってみよう、と決
  心する様子を表す。
・スル動詞
 個人の意志に関するもの
 「確定する」は、あいまいなところがないように、はっきりと決めること。自動詞にも使われる。
 「決意する」は、自分はこうしよう、と強く心に決めること。
 「決心する」は、自分がどうするかを強く心に決めること。
 「決断する」は、自分がどうするかを迷わずにはっきり決めること。
 「決定する」は、そうすることにはっきり決めること。個人にも団体にも使われる。自動詞にも使
  われる。
 会議での決定に関するものなど
  「可決する」は、会議に出された議案をよいものと認めて通すこと。
 「否決する」は、会議で議案を承認しないことを合議・採決で決めること。
 「議決する」は、会議などで議論して決めること。
 「決議する」は、会議などである事柄を決めること。
 「採決する」は、議案の採否を賛成意見の多少によって決めること。
 「裁決する」は、上位の者が事柄の是非を裁いて申し渡すこと。
 規則関係
 「制定する」は、法律・規則などを(新たに)決めること。
 「規定する」は、物事のやり方などをはっきり定めること。 
◇さだめる
  「定める」は、物事をある決まった状態に落ち着かせること。公的に決めること。
   人ガ ものヲ さだめる
    法律を定める  憲法によって定められた表現の自由
    狙い・目標・計画・評価を 定める
 決めた結果をニ格またはト格で示す。
   人ガ ものヲ ものニ/ト さだめる
     この日を祝日と定める  
 名詞節をとる。
    会議で会費を年1万円とすることを定めた
◇さだまる
  「定まる」は、「定める」に対応する自動詞で、揺れ動いていた物事が、一つのはっきりした形に
決まること。
   ものガ さだまる
       計画・目標・方向・気持ち・焦点・評価が 定まる
  「定まった~」の形で、一定の、いつも同じ、ということを表す。
    定まった収入がない  常に定まった位置にある
◇かぎる
  「限る」は、ある物事の条件を決めて、それ以外は当てはまらないものと決めること。ニ格または
ト格で条件の範囲内のものを示す。
   人ガ ものヲ ものニ/ト かぎる
        入場者を大人に限る    期限を3週間と限る
 「~に/と かぎらない」という否定の形で、そう決めることはできないということを表す。
    例外がないとは限らない  雨が降らないとも限らない
  「~にかぎって」の形で、「その範囲内で」または「それだけは」ということを表す。
    子どもに限って入場できる  あの人に限ってそんなことはない

 
えらぶ(選ぶ) 五(えらばない・えらびます・えらんで・えらべば・えらぼう) 
[1]〔人ガ 人・ものカラ 人・ものヲ〕
 △えらびたい  えらびかける  えらんでみる  えらんである  えらんでしまう
  えらんではいけない  えらばなければならない  えらばせる  えらばれる
  えらぼうとおもう  えらべ!  えらぶな!  えらべない
 △[早く/ゆっくり/慎重(しんちょう)に/適当(てきとう)に/じっくり]~。
 △[ネクタイ/あいて/コース/都合(つごう)のよい日/代表(だいひょう)]を~。
 ・このリストの中からすきな曲を一曲選んでください。
 ・それぞれのクラスから代表を選んでその人たちにしごとをしてもらいます。
 ・A:りんごを五つください。
  B:あそこにありますから、すきなのを選んでください。
 ・この試験(しけん)に合格(ごうかく)した人の中からさらに10人が選ばれます。
 ・むかしは選ばれた人しか学校へ入れなかったそうだ。
 ・誕生日のプレゼントにはどれがいちばんいいか、選んでいただけませんか。(いいものを)
[2]〔人ガ 人・ものヲ ものニ〕
 ・わたしたちはチューさんを会長に選んだ。
 ・「みんなから会長に選ばれたので、一生懸命(いっしょうけんめい)やりたいと思います」とチュ
  ーさんはあいさつした。
 ・あんな人を首相(しゅしょう)に選んだ国民がバカなんだ。
[3]〔人ガ 人・ものヲ ものトシテ〕
 △[代表(だいひょう)/委員(いいん)/結婚相手(けっこんあいて)/会長]として~。
 ・山田良一の「ナポレオンの研究(けんきゅう)」が最優秀論文(さいゆうしゅうろんぶん)として選
  ばれた。
 ・みんなの代表として選ばれたのだから、みんなの意見(いけん)や希望(きぼう)をよく聞いてほし
  い。

<複合動詞:えらび->
[えらびだす] 人ガ ものカラ ものヲ
 ・並んでいるリンゴからおいしそうなものを選び出した。
 ・審査委員は、応募作品の中から選び出されたいくつかの優秀作だけを読むことになっている。
   一編・男・女・活字・手頃な材木・一つ・一人・本を 無作為に
[えらびとる] 人ガ ものカラ ものヲ
 ・3つの中からいちばん好きなものを選び取った。
 ・たくさんの中から選び取られたものは、さすがにいいものばかりだ。
   愛・運命・家庭・古風な方法・死・仕事・一つ・道を

               
<スル動詞>
[採択(さいたく)する]  人ガ ものヲ
 ・不信任案を採択するかどうかで党内の意見が割れた。
 ・新しい方針が総会で採択された。
   決議・条約・声明・宣言・動議を 
[選挙(せんきょ)する]  人ガ ものヲ
 ・委員長はちゃんと選挙して決めたほうがいい。
 ・たいして重要でない委員まで選挙して選ぶなんて時間のムダだ。
 ・国民の代表を選挙することを通じて、政治に参加する。
 [~の選挙をする]
  ・会長の選挙をしたが、意外な人が当選した。
[選考(せんこう)する]  人ガ ものヲ
 ・では、担当の委員を選考したいと思います。推薦をお願いします。
 ・奨学金の受給者は、奨学委員会の規約に基づいて選考される。
 [~の選考をする]
  ・受賞者の選考をしますので、委員の方は会議室にお集まり下さい。
[選出(せんしゅつ)する]  人ガ ものヲ
 ・大会の準備委員を、各地区ごとに一人選出して下さい。
 ・では、これから選挙により会長を選出します。
 [~の選出をする]
  ・今から代議員の選出をします。
[選択(せんたく)する]  人ガ ものヲ
  ・赤か白か、どちらか(を)選択してください。
 ・少し迷ったが、私はBコースを選択した。 
[抽選(ちゅうせん)する]  人ガ 
・抽選(を)して、当たった方には賞品を差し上げます。
・選挙の結果、同数票の場合は、抽選(を)して当選者を決定します。
 [~の抽選をする]
  ・整理券の抽選をしますので、この線にお並び下さい。

<複合動詞:えり-/より->
[えりすぐる・よりすぐる]  人ガ 人・ものカラ 人・ものヲ
 ・たくさんの応募者の中から選りすぐられたメンバーが舞台に上がった。
 ・選りすぐった精鋭が警備している王宮に忍び込むのは不可能だよ。
   一流選手・精鋭・美女・娘を
[えりぬく・よりぬく] 人ガ 人・ものカラ 人・ものヲ
 ・この代表チームには、全学の学生からより抜かれた優秀な学生が集まっています。
 ・この応募作品の中から面白そうなものをより抜いておいてくれ。
[えりわける・よりわける] 人ガ 人・ものヲ (人・ものカラ/ト) 
 ・彼女は持ち前の鋭い感覚で、一流の品と二流品とを厳しく選り分けた。
 ・事務所に着くと、まずその日の郵便物を選り分けて、仕事に関するものを開封する。
 ・配給の米は、ごみや砂をより分けなければ食べられないものだった。
 ・一次選考でより分けられた候補者の中から、面接で合格者を決める。
     おいしそうなもの・カード・小銭・服・本・本物・郵便物を 厳しく 一級品を

まよう(迷う) 五(まよわない・まよいます・まよって・まよえば) 
[1]〔人ガ ものニ〕
 △まよいはじめる  まよいすぎた  道にまよいかねない  まよってはいけない 
  まよわないようにしよう
 △[つい/うっかり/ぼんやりしていたら]~。
  [少し/大いに/かなり/非常に/いろいろと/あれこれと/さんざん/ぐずぐず]~。
 △[道/選択(せんたく)/判断(はんだん)/返事/返答/生き方]に~。
 ・友だちの家へ行こうとしたが、とちゅうで道に迷ってしまった。
 ・知らない土地で道に迷ったら、えんりょしないで人に道を聞きましょう。
 ・はっきり言ってしまったほうがいいのかどうか、答え方に迷って、結局何も言えなかった。
 ・判断(はんだん)に迷った時は、人に相談(そうだん)した方がいい。
 ・そのころの私は、自分の人生の生き方に迷っていた。
〔文か(どうか)〕
 ・分かれ道で、どっちへ行けばいいのか迷ってしまった。
 ・コーヒーにするか紅茶にするか、こんなかんたんなことでいつも迷ってしまう。
 ・どうしたらいいか、(判断に)迷っていたので、友だちに電話をかけて意見を聞いてみた。
 ・答えにくいことを聞かれ、どう答えたものか迷っておろおろしてしまった。
[2]〔人ガ 文かト〕 
 ・友だちの結婚式(けっこんしき)にどのドレスを来て行こうかと迷っています。
 ・パーティーに出ようか、やめようかと迷っています。

<複合動詞:まよい->
[まよいこむ] 人ガ ものニ 
 ・ホンコンの町を散歩していたら、いつのまにか知らない所に迷いこんでしまった。
 ・山道で違った道に迷い込んだらしく、いくら行っても目的地に着かない。
   小鳥が 原始林・袋小路・迷路・山の中・誤った道・路地に まちがって
[まよいでる] 人・ものガ 所ニ/へ
 ・きのう銀座通りでライオンがつかまった。これは、あるデパートがショーに使う予定で用意して
  あったのだが、オリの戸があいていたためにふらふらと外へ迷い出たものらしい。
 ・タヌキが林の中から幹線道路に迷い出てきてしまった。
   霧の中から 街道へ ふらふらと あてもなく 
<複合動詞:-まよう>
[ふみまよう] 人ガ 
 ・山の中で道を踏み迷って、ふもとに降りられなくなってしまった。
 ・ふとしたことから悪の道に踏み迷い、警察のご厄介になるような人生を歩んできた。
         道を 森に 雪に  悪の道に

<複合動詞:その他>
[おもいまどう] 人ガ 文か(どうか)(ト)
 ・彼女との関係をどうしたらいいか、私は思い惑っていた。
 ・夫と別れるべきかどうか、思いまどいながら毎日を暮らしていた。
 ・就職試験にすべて落ち、これからどうすればいいのかと思い惑う日々だった。

とまどう(戸惑う)  五(とまどわない・とまどいます・とまどって・とまどえば)
[1]〔人ガ ものニ〕
 △とまどいがちだ  とまどってしまう  とまどわないようにする  とまどうな!
 △[ちょっと/つい/だいぶ/おろおろと]~。
  △[意外(いがい)な質問/突然(とつぜん)の誘(さそ)い/異様(いよう)な雰囲気(ふんいき)]に~。
  ・老人(ろうじん)になると、時代の変化にとまどうことが多くなった。
  ・意外な話の展開(てんかい)にちょっととまどった。
 ・慣(な)れない環境(かんきょう)に初めはとまどったが、次第(しだい)に慣れてきた。
[2]〔人ガ 文かト〕
 ・妻が急に「ごめんなさい」と言いだし、いったい何のことかと戸惑った。
 ・箱の開け方がわからず、どうしたものかと戸惑ってしまった。

きまる(決まる)五(きまらない・きまります・きまって・きまれば) 
[1]〔ものガ〕
 △決まりそうだ 決まりそうもない 決まるかもしれない 決まってほしい 
  決まらないとこまる 決まったらどうしよう 
 △[やっと/ついに/すぐに/あっさり/すらすらと/ほぼ/だいたい]~。
  [なかなか/ついに/結局(けっきょく)/最後まで]決まらなかった。
 △[予定(よてい)/スケジュール/方針(ほうしん)/規則(きそく)]が~。
  [順番(じゅんばん)/転勤(てんきん)/入賞(にゅうしょう)/旅行(りょこう)のコース]が~。
 ・今日の会議(かいぎ)で、今年一年間の予定が正式(せいしき)に決まった。
 ・まだ来月のスケジュールが決まらないので、約束(やくそく)はできない。
 ・優勝(ゆうしょう)が決まった時、選手(せんしゅ)たちは肩(かた)をだき合って喜(よろこ)んだ。
 ・結婚式(けっこんしき)の日どりが決まった。
 ・人事(じんじ)の会議で中山さんのフィリピン転勤が決まった。
 ・彼女のスーツ姿(すがた)はみごとに決まっているねえ。
〔文ガ〕
 ・今回の大会には出場しないことが決まった。
  ・プロジェクトを中止することが決まったので、チームの解散(かいさん)式を行った。
〔文か(どうか)(ガ)〕
 ・結婚式をやるかどうかは、まだ決っていない。
 ・どの大学に入るか、もう決まりましたか。
 ・どの人にスピーチをたのむか、まだ決っていません。
[2]〔人・ものガ ものニ〕
 ・きょう、大山さんが新しい社長に決まった。
 ・旅行(りょこう)は10月2日から5日に決まった。
[3]〔文ト〕
 ・会議は五時からと決まった。
 ・出発(しゅっぱつ)はあした朝六時と決まった。
 ・この仕事はぜんぶ山田さんがやると決まった。
 ・正しいものがいつも勝(か)つとは決っていない。(=かならずそうなるわけではない)
 ・そうとは決っていない。(=そうだとは決っていない)
[4]〔文ことニ〕
 ・来週は田中さんが司会(しかい)をすることに打ち合わせで決まった。
 ・小学校で教える漢字を増やすことに決まったそうだ。小学生は大変だ。
〔文ニ/ト きまっている〕
  ・あの人はどうせサボるに決まっている。
  ・兄とやったって、どうぜ負けるに決まっているからやりたくない。
  ・冬は寒いに決まっているし、夏は暑いに決まっているんだよ。
  ・正しい者が必ず勝つ、と決まっているわけじゃないが、あきらめないから、最後には勝つんだよ。

<スル動詞>
[確定(かくてい)する]  ものガ
 ・参加者の人数がまだ確定しないので、会場の大きさが決められません。
 ・長い間の交渉によって、条約の文言がやっと確定した。 
 〔文ガ〕
 ・代表として私が選ばれることが確定した。
[決定(けってい)する]  もの/文ガ 
 ・雨が止まないため、試合の中止が決定した。
 ・もう決定してしまったことをあれこれ言ってもしかたがない。
 ・議論の結果、今回は大会に参加しないことが決定した。残念だが、みんなの総意だ。
[妥結(だけつ)する]  ものガ
 ・今のような状況では、双方の話し合いが妥結(を)するのはいつになるかわからない。
 ・取引価格の交渉は何日もかかったが、ついに意見の一致を見、妥結(を)した。


きめる(決める)一(きめない・きめます・きめて・きめれば・きめよう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △決めたい 決めてしまう 決めてある 決めてほしい 決めてもらう 決めてみる
  決めてはいけない 決めなければならない 決めないとこまる 決めろ 決めるな!
 △[やっと/ようやく/なんとか/あっさり/てきぱきと/きっちり/げんみつに]~。
 △[予定(よてい)/スケジュール/方針(ほうしん)/規則(きそく)]を~。
  [順番(じゅんばん)/転勤(てんきん)/参加(さんか)/旅行(りょこう)の日程(にってい)]を~。
 ・人間には、毎日毎日決めなければならないことが多い。何を食べるか、どこで食べるか、誰と食
  べるか。
 ・今週のデートの予定を決めてから、その日を避(さ)けて、仕事の予定を決めよう。
 ・何か決めなければならないことがあったんだけれど、何を決めるのか忘れてしまった。
 ・家族(かぞく)の中で、掃除(そうじ)の当番(とうばん)を決めなければならない。
 ・国会は2015年度(ねんど)の予算(よさん)を決めた。(=決定した)
 ・法律(ほうりつ)は国会で決められる。つまり、国民の代表(だいひょう)が決めるのだ。それなの
  に、なぜ国民に不都合(ふつごう)な法律が決められたりするのだろう。
 ・どのようにして仕事をすすめるのか、早く方針を決めてください。
〔人ガ 文か(どうか)(ヲ)〕
 ・パーティーをいつやるか決めましたか。
 ・何を食べるか決めましたか。え、たぬきうどん。いつも同じですね。
 ・この辞書(じしょ)を買うかどうか、まだ決めかねています。
 ・会議(かいぎ)をやるのかやらないのか、早く決めてくれ。

[2]〔人ガ ものヲ ものニ〕
 △[プレゼントを時計(とけい)に~/パーティーを土曜日に/この本を教科書に]~。
 ・結婚(けっこん)の相手(あいて)はよしおさんに決めました。
 ・式場(しきじょう)は東京ホテルに決めました。
 ・式の日どりは3月15日に決めました。
 ・新婚(しんこん)旅行の場所を決めかねています。一度はハワイに決めたんですが、、、。
[3]〔人ガ 文ことニ〕
 ・冬休みにインドへ行くことに決めました。
 ・ゆみ子とは会わないことに決めた。
 ・学校を出たら先生になることに決めた。
[4]〔人ガ 文ト〕
 ・離婚(りこん)した時は、もう二度と結婚しない、と決めたんだけど、、、。
 ・つぎの会議は木よう日の1時からと決められた。
 ・もうタバコはやめようと心に決めた。
 ・数学者になろうと決めたのは中学生の時だった。
 ・朝食はトーストにコーヒーと決めている。

<複合動詞:きめ->
[きめかねる] 人ガ ものヲ/文カ
 ・これで自分の人生が決まってしまうと思うと、卒業後の進路を決めかねていた。
 ・姉はチーズケーキにするか、ティラミスにするかで決めかねている。
   行動・心・テーブルを いずれとも どれにしようか 買うとも買わないとも
   敵とも味方とも めうつりがして 渡すかどうか
[きめこむ] 人ガ (ものヲ)文ト
 ・高校入試は絶対大丈夫、と決め込んでいたので、別の高校は受けなかった。
 ・根拠なくそう決め込んではいけない。
 ・あることで子どもを叱っていたら、主人はそばで知らぬ顔を決め込んでいるんですよ。ほんとに
  腹が立つ。
   居候・知らぬ顔・ずぼら・ずる・太平楽・高みの見物・だんまり・どろん・
   ねこばば・寝坊・不精・ふて寝・ほおかぶり・見て見ぬふり・様子見を 勝手に
[きめつける] 人ガ (人・ものヲ) (文ト)
 ・あの人はいつも決め付けるような言い方をするので、評判が悪い。
 ・警察は頭から私を犯人だと決めつけて、きちんと現場の状況を捜査していないのです。
     善悪・物事を 頭から 端から 頭ごなしに 勝手に 性急に 一方的に
   悪・嘘だ・うそつき・犯人と  一概に・あながち嘘だと~られない 
<複合動詞:-きめる>
[とりきめる]  人ガ ものヲ  
 ・野球のリーグ戦の日程を取り決めた。
 ・隣国と海洋資源の開発について暫定的なルールを取り決めた。
      会場・規約・条件・条約・日・日取り・枠組みを 厳重に 包括的に
<複合動詞:その他>
[ふみきる] 人ガ ものニ
 ・検察は強制捜査に踏みきった。
 ・P社はこの製品の開発に踏みきった。
      地面を 一本化・攻撃・開催・解散・開戦・中止・強硬手段・強制捜査・緊急輸入・結婚・
   公的資金投入・原発廃止・行動・公表・告訴・採決・衆院解散・上訴・処分・スト・増税・
   総選挙・逮捕・懲戒処分・導入・別居・利下げ・量産に 
[おもいきる] 人ガ ものヲ
 ・子供のころからの夢を思い切って、父の仕事を継ぐことに決めた。
 ・「私はこの家を出ます」姉は思いきったように、父に向かって言った。
       恋を ひと思いに きっぱりと ~た改革・決断・対策・手 ~て実行する

<スル動詞>
[確定(かくてい)する]  人ガ ものヲ 
 ・そろそろ旅行の日程を確定しないといけませんね。
 ・契約の細かいところを確定する作業が残っている。
 〔人ガ 文ヲ〕 
 ・昨日の会議で、この商品生産を中止することを確定しました。
 ・会を何時から始めるのか(を)早く確定しないと、部屋の予約ができません。
[可決(かけつ)する]  人ガ ものヲ
 ・委員会が修正案を小差で可決した。
 ・法案は満場一致で可決された。
[議決(ぎけつ)する]  人ガ ものヲ
 ・この件は、賛成多数で原案通り議決(を)した。
 ・今日中に予算案を議決しなければならないが、難しそうだ。
[規定(きてい)する]  人・ものガ ものヲ
 ・憲法は国家のあり方を規定するものと言えるでしょうか。
 ・会員の入会の条件については規則の35条に規定されています。
[決意(けつい)する]  人ガ ものヲ/文ト
 ・その時、祖父はこの国への移住を決意したそうだ。
 ・二度とタバコを吸うまいと決意する。 
 ・決意したことを破るのはやめようと決意しても、むだだろうか。
[決議(けつぎ)する]  人ガ ものヲ/文ヲ
 ・市議会はごみ焼却場の建設を決議した。
 ・取締役会は社長の解任を決議した。常務によるクーデターだった。
 ・次の国会で原発をこれ以上作らないことを決議すべきだ。
[決心(けっしん)する]  人ガ ものヲ
 ・彼女は退学を決心した。
  ・彼はついに帰国を決心したようだ。
 〔人ガ 文ヲ/ト〕  
 ・会社を辞めて留学することを決心した。
  ・明日から早く起きようと決心(を)した。
  ・二度とすまいと決心(を)する。
  ・行くのか、行かないのか、早く決心(を)しなさい。
[決断(けつだん)する]  人ガ ものヲ
 ・首相はついに計画の廃止を決断した。
 ・人が何かを決断する時に重要なのは、あせらないこと、人の評判を気にしないことだ。

[決定(けってい)する]  人ガ ものヲ
  ・研究会の場所と時間を決定する。
 [~の決定をする]
  ・面接の後、すぐに合否の決定をした。
 〔人ガ 文ヲ〕
  ・三日に出発することを決定した。
  ・この建物を取り壊すかどうか決定しなければならない。
[採決(さいけつ)する]  人ガ ものヲ
 ・休憩のあとは順調に進み、次々と議案を採決していった。
 ・人事案はぎりぎりの差で採決された。
   修正案・法案・提案・動議を  圧倒的多数・過半数で 
 [~の採決をする]
  ・改革案の採決をしようとした時、反対派が退場した。
[裁決(さいけつ)する]  人ガ ものヲ
 ・意見が分かれているので、議長であるあなたが裁決してください。
 ・最終的には会長が裁決するんだから、我々の意見なんて意味ないよ。
[制定(せいてい)する]  人ガ ものヲ
 ・新しい条例を制定して、規制を強化しよう。
 ・このときに制定された法律が、いわゆる均等法です。
 [~の制定をする]
  ・早く関係法の制定をしないと、取り返しのつかないことになる。


さだめる(定める)五(さだめない・さだめます・さだめて・さだめれば・さだめよう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △さだめたい  さだめてほしい  さだめるべきだ  さだめてはいけない
  さだめたほうがいい  さだめなくてはならない  さだめさせる  さだめられる
  さだめろ! さだめるな!
 △[しっかりと/厳密(げんみつ)に/厳(きび)しく/細(こま)かく/詳(くわ)しく/大まかに]~。
 △[法律(ほうりつ)/規則(きそく)/暦(こよみ)/基準(きじゅん)/方針(ほうしん)]を~。
 ・何をするにも、まず目標(もくひょう)を定めなければならない。
 ・狙(ねら)いを定めて、むだなく準備(じゅんび)を進めてほしい。
 ・今の憲法(けんぽう)は廃止(はいし)し、新しい憲法を定めるべきだという意見(いけん)がある。
〔文ヲ〕
 ・我が国は憲法(けんぽう)で戦争を放棄(ほうき)することを定めている。
 ・話し合いで、年会費を1万円とすることを定めた。
 ・会則によって、会長は再選(さいせん)を認(みと)めないことが定められている。
[2]〔人ガ ものヲ ものト/ニ〕
 ・ある月の第二月曜日を祝日(しゅくじつ)と定める。
 ・我が家(わがや)では中学校を緊急時(きんきゅうじ)の集合(しゅうごう)場所に定めている。
 ・人々はその地を永住(えいじゅう)の地と定め、神殿(しんでん)を建設した。

さだまる(定まる)五(さだまらない・さだまります・さだまって・さだまれば)
[1]〔ものガ〕
 △さだまりそうだ  さだまってほしい  さだめてもらう  さだまっていなければならない
 △[きっちりと/きちんと/はっきり/明確(めいかく)に]さだまっている。
 △[暦(こよみ)/計画(けいかく)/予定(よてい)/方針(ほうしん)/ねらい]が~。
 ・我が国で現在の暦が定まったのはこの時である。
 ・あれこれ迷ってしまって、考えが定まらない。
 ・来月はまだ予定が定まっていないので、その日がひまかどうかわからない。
 ・あの人の話はあちこち飛んでしまって、どうも焦点(しょうてん)が定まっていない。
 ・方針が定まらないと、何か問題が起こるたびにもう一度初めから考えなおさなければならない。
 ・学校を出てからしばらくは、定まった収入(しゅうにゅう)がありませんでした。


かぎる(限る)五(かぎらない・かぎります・かぎって・かぎれば・かぎろう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △かぎっておく  かぎってしまう  かぎってはいけない  かぎったほうがいい
  かぎらないでほしい  かぎらなくてはならない  かぎるべきだ
  かぎらせる  かぎられる  かぎろうとする  かぎるな! 
 △[とうぜん/ざんねんながら/どうしても/しかたなく/きびしく/かっきり]~。
 △[人数(にんずう)/対象(たいしょう)/参加者(さんかしゃ)/時間]を~。
 ・いぜんとちがって、今はグラウンドが利用(りよう)できる時間が限られています。
 ・希望者(きぼうしゃ)が多いので、60才以上の方に限って、利用していただいております。
 ・天気の悪い日が多いので、このコートが使える日は限られている。
 ・限られた時間と費用(ひよう)のなかでこんなにたくさんの仕事をするのはむりだ。
[2]〔ものガ ものニ〕
 ・問題はこれだけに限りません。まだまだたくさんあります。
 ・こんなことは日本に限ったことではありません。どこの国にもあることです。
〔~にかぎって〕
 ・家族(かぞく)は一日(に)30分に限って病人に会うことができます。


[8]解く・間違う

◇とく
 「解く」は、固まったり、まとまったりしていたものを、分かれた状態にすることで、ひゆ的に、
問題・疑問に対して答えを出すことを表す。(「ひも・誤解を 解く」「水に溶く」→「変化」)  
   人ガ ものヲ とく
       ひも・帯・警戒・誤解を 解く  数学の問題を解く  
・複合動詞「解き明かす」は、謎や問題を解いて、その意味を明らかにすること。
       謎・矛盾を 解き明かす
・スル動詞
 「解答する」は、問題を解いて答えを出すこと。「正解する」は、正しく解答すること。
◇とける
  「解ける」は、わからなかった問題の答えが明らかになること。「解く」の可能形も「解ける」に
なるので、どちらの意味かは文脈によって判断される。
   ものガ とける
    なぞが次第に解けていく   彼女はかなり難しい問題でも解ける
◇かいけつする
  「解決する」は、社会的な問題や事件がうまく収まること。また、それらをうまく処理して、よい
結果を出すこと。自動詞と他動詞の用法がある。
   ものガ かいけつする / 人ガ ものヲ かいけつする
       事件が無事に解決する   国際的な問題を解決する
◇まちがう
  「間違う」は、物事が正しくない状態にあること。人が正しくない判断をしたり、動作をしたりす
ること。「-ている」の形で状態を表す。本来は自動詞だが、ヲ格をとる用法もあり、その場合は「間
違える」と同じ用法になる。
    ものガ まちがっている
    字・答えが 間違っている  彼は間違っている  考え・使い方が 間違っている
   人ガ ものヲ まちがう 
       答え・人の名前を 間違う(間違える)    しまった! 間違った!
◇まちがえる
  「間違える」は、人が正しくない判断をしたり、動作をしたりすること。また、正しくないものを
正しいものと思ってしまうこと。ト格をとれる。
   人ガ ものヲ (ものト) まちがえる
    答え・人の名前を 間違える  やり方・道を 間違える  塩と砂糖を間違える
    文句を言う相手を間違えている    あ、間違えた! 
◇あやまる
  「誤る」は、人が正しくない判断をしたり、動作をしたりすること。物事が正しくない状態にある
こと。「-ている」の形で状態を表す。やや書きことば。
   人ガ ものヲ あやまる
       見通し・処理を 誤る
   ものガ あやまっている
      答えが誤っている
・複合動詞
 「-まちがう」「-まちがえる」「-あやまる」の形で、複合動詞の後項となることが多い。「-ち
がえる」の形も多い。「間違って、~する」ことを表す。言語・感覚動詞の例を挙げておく。
  「言い間違う/間違える」「言い誤る」 「聞き間違う/間違える」「聞き違える」「聞き誤る」
  「見間違う/間違える」「見違える」「見誤る」
  「みちがえる」は、「見違えるほど~」という形で、大きく変化したことを強調する表現としてよ
  く使われる。
  「読み間違う/間違える」「読み違える」「読み誤る」
 「読む」に関しては、抽象的な「変化を読み誤る」などの言い方もよく使われる。
 その他に、「-ちがえる」で、ひゆ的な用法があるもの。
 「掛け違う/違える」は、違ったものを掛けてしまうこと。お互いの意見や話が違うこと。「-ち
  がう」の形も使われる。
 「取り違える」は、間違って他のものをとってしまうこと。間違って理解すること。
 「はき違える」は、違ったものを履いてしまうこと。意味を間違えて理解すること。
・スル動詞
 「勘違いする」は、事実でないことを事実と思いこむこと。
 「誤解する」は、物事や人の考えについて間違った理解をすること。
 「錯覚する」は、事実とは違った感覚を得ること。
 「ミスする」は、間違った動作をすること。


とく(解く)五(とかない・ときます・といて・とけば・とこう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △ときたい  といてほしい  といてみる  といてもらう  といてあげる  といていく
  とかなければならない  とこうとする  とかせる  とかせられる
 △[ゆっくり/いそいで/じっくり/あわてて/のんびり/ためしに/なんとか/やっと]~。
 △[問題/謎(なぞ)/パズル/難問(なんもん)/疑問(ぎもん)/方程式(ほうていしき)]を~。
 ・試験(しけん)問題は3問なので、20分で1問ずつ解いていけば、1時間で全部解けるはずだ。
 ・難問は、急いで解こうと考えないこと。ゆっくり、焦(あせ)らずに考えれば、必ず解ける。
 ・子どもの宿題(しゅくだい)を見てやっていたら、いくら考えても解けない問題があった。
 ・長年(ながねん)の疑問を解いてもらったので気分がすっきりした。

<複合動詞:とき->
[ときあかす] 人ガ ものヲ 
 ・このテレビ番組は歴史的大事件の背景を解き明かすもので、なかなか面白い。
 ・ついにピラミッドの謎が解き明かされた。
      作品・謎・ミステリー・矛盾・問題・現象・機能・人生を 
<スル動詞>
[解答(かいとう)する]  人ガ ものニ
 ・章末の練習問題に解答(を)した。 
 ・問題の出来をチェックするため、この設問に解答(を)してみてください。
[正解(せいかい)する]  人ガ ものニ 
 ・その問題に正解したのは、クラスで私一人だった。 
  ・すべての問題に正解できれば、百万円がもらえるそうだ。


とける(解ける)一(とけない・とけます・とけて・とければ) 
[1]〔ものガ〕
 △とけそうだ  とけかける  とけてくる  とけそうにない  とけないとこまる 
 △[やっと/なんとか/ようやく/とうとう/かんたんに]~。
 △[問題/謎(なぞ)/パズル/難問(なんもん)/疑問(ぎもん)/数式]が~。
 ・1番、2番はかんたんに解けたが、3番の問題はなかなか解けなかった。
 ・長い間疑問に思っていたことが、この本を読んでやっと解けた。
 ・このパズルは有名なもので、かんたんには解けそうもない。だからやりがいがあるんだけど。


かいけつする(解決する)  サ変(しない・します・して・すれば・しよう)
[1]〔ものガ〕
 △解決しそうだ  解決しかかっている  解決してしまった  解決しないとこまる
 △[すぐに/すばやく/かんたんに/てきぱきと]~。 [なかなか/かんたんには]~しない。
  △[問題/ごたごた/事件(じけん)/紛争(ふんそう)/住宅難(じゅうたくなん)]が~。
  ・この事件は彼の努力によってとうとう解決(を)した。
  ・まだ解決(を)していない問題がたくさんある。
[2]〔人ガ ものヲ〕
  △[争(あらそ)い/問題/事件(じけん)/紛争(ふんそう)/住宅難(じゅうたくなん)]を~。
  ・宗教(しゅうきょう)的な争いを解決するのは、非常に困難(こんなん)である。
 ・人の力によっては解決できない問題がまだまだ多い。
 ・交通渋滞(こうつうじゅうたい)を解決するもっともよい方法は、みなが車に乗らないことです。
 ・地球温暖化(ちきゅうおんだんか)問題を解決するには、全人類(ぜんじんるい)の協力(きょうり
  ょく)が必要だ。


まちがう(間違う)五(まちがわない・まちがいます・まちがって・まちがえば) 
[1]〔もの・人ガ〕
 △まちがいやすい  まちがいかねない  まちがってしまう  まちがっちゃった
  まちがってはいけない  まちがわないように気をつける 
  まちがってもらっては困る
 △[少し/ちょっと/ひどく/まったく/かんぜんに/めちゃくちゃに]~。
  [つい/うっかり/ぼんやりしていて/不注意で]~。
 △[答え/数字/計算(けいさん)/やり方/考え/証明(しょうめい)]が~。
 ・この答えは間違っています。もう一度考えてみてください。
 ・一番(いちばん)から三番までの答えは合っているが、四番と五番は間違っている。
 ・A:あなたは間違った考え方をしている。(=あなたの考えは間違っている。)
  B:いや、きみこそ間違っている。 
 ・間違って(間違えて)ちがうバスにのってしまった。
[2]〔人ガ ものヲ〕
 △[乗る電車/降りる駅/進むべき道]を~。
 ・答えを間違った。
 ・道を間違わないように地図(ちず)を持って行ったのだが、その地図が間違っていた。
 ・乗換駅(のりかええき)で乗る電車を間違って、変なところへついてしまった。
[3]〔人ガ ものヲ ものト〕
 ・カリフラワーをブロッコリーと間違って買ってしまった。
 ・国によってトイレの性別の表し方が違う。女性のトイレを男性のトイレと間違って入らないよう
  に気をつけよう。
 ・「保存」のボタンと間違って、「削除」のボタンを押してしまった。どうしよう。


まちがえる(間違える)一(まちがえない・まちがえます・まちがえて・まちがえれば) 
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △まちがえやすい  まちがえにくい  まちがえかねない  まちがえちゃった
  まちがえてはいけない  まちがえないように  まちがえたときは、
  まちがえてしまったら、
 △[うっかり/つい/ぼんやりしていて/不注意で/つかれていて]~。
  [よく/ときどき/たまに]~。[少し/半分くらい/ほとんど]~。
  [まったく/ひどく/決定的に/完全に/どうしようもなく]まちがえている。
 △[約束(やくそく)の時間/番号(ばんごう)/日にち/かさ/漢字/計算(けいさん)]を~。
   まちがえて[理解(りかい)している/電車にのる/ボタンを押す]
 ・約束の時間を間違えてしまって、ゆみ子さんと会えなかった。今ごろおこっているだろうなあ。
 ・電話をかける時は、番号(ばんごう)を間違えないようによくたしかめなさい。
 ・敬語(けいご)の使い方を間違えないように気をつけてください。
 ・おいおい、文句(もんく)を言う相手を間違えているよ。それは彼に言ってくれ。
[2]〔人ガ もの・人ヲ もの・人ト〕
 ・あんまりよくにているので、妹さんをきみと間違えて、手をにぎってしまった。でも、なぜか 
  うれしそうだったよ、妹さんは。
 ・砂糖(さとう)と塩(しお)を間違えてジャムを作ってしまった。
 ・五千円札(さつ)を一万円札と間違えて出してしまった。

<複合動詞:-まちがう/まちがえる>
[いいまちがう・いいまちがえる] 人ガ ものヲ ものト
 ・私が大事なセリフを言い間違ってNGとなった。また同じ場面のやり直しだ。
 ・「黒白をつける」というつもりが、「紅白をつける」と言い間違え、気づいて赤面した。
[ききまちがう・ききまちがえる] 人ガ ものヲ ものト
 ・聞き間違いやすい言葉に気をつけた方がいい。「仮定の問題」を「家庭の問題」と聞き間違って
  議論が混乱した、という話がある。
  ・どうも名前を聞き間違えたようだ。志賀さんでなく比賀さんらしい。
[みまちがう・みまちがえる] 人ガ 人・ものヲ ものト
 ・英語の辞書だと思って持ってきたら、見間違っていた。フランス語の辞書だ。
 ・朝、寝ぼけて時計の針を見間違えたらしい。今から行ってもひどい遅刻だ。休むか。
 ・田中さんだと思って声をかけたら中田さんだった。似ているので見間違えたようだ。
   顔・字・図・時計の針・後ろ姿を
[よみまちがう・よみまちがえる] 人ガ ものヲ ものト
 ・ときどき、漢字を読み間違えて恥をかくことがある。学校でよく勉強すべきだった。
 ・君はここの所の主旨を読み間違えているね。もう一度読み直してごらん。
      漢字・原稿・名前・文章を
<複合動詞:-ちがう/ちがえる>
[ききちがえる] 人ガ ものヲ
 ・客の数を聞き違えて、料理を少なく用意してしまった。
 ・話を聞き違えないで下さい。いいですか、私ではなく、あなたが当番だったんです。
   うわさ・音・数・声・言葉・時間・名・日数・話を
[かけちがう・かけちがえる] 人ガ ものヲ
 ・大掃除のあと、展示室の絵の順番を掛け違ったらしい。
 ・どこかでボタンを掛け違ったような気がする。
[とりちがえる]  人ガ ものヲ 
 ・空港で手荷物を取り違えたらしい。かばんに変なものが入っている。
 ・病院で取り違えられた赤ちゃんが、十年後にやっとわかったということがあった。
 ・申し訳ありません。お話の意味を取り違えていました。
   意味・上下・流れ・場面・ユーモア・相手・一部分・歌の文句・右と左を
[はきちがえる] 人ガ ものヲ ものト
 ・あの子、左右の靴を履き違えているみたいだね。
 ・わかい人は「自由」の意味を履きちがえている(=理解のしかたがまちがっている)。
   靴の右と左を 自由と放縦を 自由の意味を 話の深みを 他人の靴と
[みちがえる] 人ガ 人・ものヲ 
 ・二、三年会わない間にゆみ子さんは見ちがえるほどきれいになった。
 ・暗いところで仕事をしていたため、いくつか数字を見違えたらしい。計算が合わない。
   数字・明かりを ~ほど美しく・元気に・大きくなる ~ようによくなる
[よみちがえる] 人ガ ものヲ
 ・一つの単語を読み違えると、まったく文章の意味が変わってしまうことがある。
 ・どうも流れを読み違えたようだ。今は相手側のほうが世論を味方にしている。

<スル動詞>
[勘違い(かんちがい)する]  人ガ ものヲ  ものト
 ・千円札を一万円札と勘違いして渡したら、店の人に怒られた。
 ・小山さんと勘違いして大山さんに声をかけてしまった。 
 〔人ガ 文ト〕
 ・今日は日曜日だと勘違いして、会社をさぼってしまった。
 ・ある女の人を独身だと勘違いしてデートに誘ったら、なんと、上司の奥さんだった。
[誤解(ごかい)する]  人ガ 人・ものヲ  
  ・彼女(の気持ち)を誤解していたようだ。
  ・どうも彼に誤解されているらしい。
[錯覚(さっかく)する]  人ガ ものヲ ものト/人ガ 文ト
 ・木の枝に引っかかっていたタオルを何か動物だと錯覚していた。
 ・図の中のAのほうがBよりも大きいと錯覚してしまいがちだ。
   かかしをゆうれいと  敵の選手を味方と 
[ミスする]  人ガ ものヲ  
  ・せっかくワープロで書いた原稿を、ミスして削除してしまった。
 ・ミスしないように、注意に注意を重ねて、実験を進めた。


あやまる(誤る) 五(あやまらない・あやまります・あやまって・あやまれば・あやまろう)
[1]〔人ガ ものヲ〕
 △あやまりそうだ あやまりがちだ あやまってしまう あやまってはいけない
  あやまらないようにする あやまるな! 
 △[うっかり/つい/知らずに/不注意(ふちゅうい)で/何度も/くりかえし]~。
 △[判断(はんだん)/見通(みとお)し/対応(たいおう)/処理(しょり)/選択(せんたく) /人
   選(じんせん)]を~。 
 ・私は選択を誤ったようだ。彼女と結婚(けっこん)しなければよかった。
 ・この問題(もんだい)はむずかしい。対応を誤ると、外交問題になってしまうかもしれない。
 ・社長が経済(けいざい)の見通しを誤ったために会社の経営(けいえい)がとても苦(くる)しくな
  った。
 ・彼女は悪い男のためにとうとう道(みち)を誤ってしまった。

<複合動詞:-あやまる>
[いいあやまる] 人ガ ものヲ ものト/文ト
 ・ついブロッコリーをカリフラワーと言い誤ってしまい、八百屋のおばさんに笑われた。
 ・大事な席で客の肩書を言い誤り、あとで部長に厳しく叱られた。
 ・車内放送で車掌が次の駅名を言い誤ったのに気づき、子供が、ん?という顔をした。
[ききあやまる] 人ガ ものヲ
 ・ラジオの天気予報を聞き誤って、冬山で遭難してしまった。
 ・統計数字がたくさん出てくるので、聞き誤らないように注意して下さい。
[みあやまる] 人ガ 人・ものヲ
 ・ドライバーが信号を見誤ったことが事故の原因だ。
   距離・情勢・主因・信号・標識を
[よみあやまる] 人ガ ものヲ
 ・漢字を読み誤ってひどく評判を落とした総理大臣がいたなあ、なんて名前だっけ。あさふ?
 ・彼らはストは回避すべきだというのだが、状況を読み誤っていると思う。
   漢字・原稿・状況・情勢・潮目の変化を

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